2005-01-01から1年間の記事一覧
(1)合言葉をつくる、(2)二つの顔をもつ、(3)礼を尽くす、(4)泰然とする、(5)臨機応変に接する。これは、夏の甲子園連覇の偉業を達成した駒大苫小牧高校香田監督の強いチームをつくる秘訣五カ条(北海道新聞2005年8月19日朝刊より)。 つまり…
「琴(こと)は、弦(げん)が張りすぎても、弛(ゆる)み過ぎても、良い音色(ねいろ)が出ない」といわれます。つまり、適度に張っていることが最も大切であるということ。これはすべての物事に当てはまりますね。 100%あるいはそれ以上の力を出そうと思って頑張…
経済学の基本的な用語の一つにトレードオフがあります(別に経済学をもち出さなくてもいいんだけどね。ただかっこつけてるだけ)。意味は、簡単に言うと、どちらか一方を取ると、もう一方は取ることが出来ない、っていう当たり前のことです。 道が分かれる地…
今春、大学を卒業してフロリダに渡ったE君からemailが届きました。NASAでスペースシャトルの打ち上げを見たり、カジノに行ったり、バンジージャンプに挑戦したりと、他ではできない経験をしている一方で、最近はホームシックにかかっているとのこと。また、…
日本の旅行会社が米国企業と組んで、宇宙旅行の販売を10月から開始するというニュースを読みました。国際宇宙ステーションに一週間滞在するツアーが22億円、月に行くツアーが110億円。この米国企業は、すでに米国人実業家2人を宇宙に送り出している実績もあ…
駒大苫小牧高校が、夏の甲子園連覇。北海道の高校といえば、雪のハンディがあって、甲子園では一回戦敗退と決まっていましたが、奇跡のようなことが起きて、57年ぶりの連覇という偉業を達成し、誰もが感動したと思います。 「雪があるから出来ないではなく、…
柳(やなぎ)はいつも風に揺られて、ふらふらしていて弱そうに見えますが、決して風に逆らうことなく身を任せていますから、枝はなかなか折れません。一方、鋼鉄は硬くて形を変えることがありませんので、一見とても強そうに見えますが、ある強度を超えた力が…
真夏の逃走作戦を決行して暑い東京を脱出している同僚や卒業生の方々からair mailやemailを受け取り、とても嬉しく思います。外国にいてまで菅原のことを思い出してくれることに深く感謝いたします。みなさん、東京の忙しい(=心が亡ぶ)日常から離れて、自分…
札幌の大学で、6日間連続の夏期集中講義で、国際ビジネス論を担当する機会がありました。(参考→http://www.SugawaraOnline.com/InternationalBusiness/)一セメスターに渡って、週一回ずつやるより、一週間に集中してやったほうが良い点がたくさんあります(…
1990年に、調査やコンサルティングを行う有限会社を、自分の指導教授と一緒にお金を出して設立しました。専務取締役という肩書きで、設立から軌道に乗せるまで、経営の全般に責任をもって一生懸命やり、とても面白く、多くのことを学びました。資金繰りが苦…
インターネットの普及に伴って、自分で考えない、自分で決めない人間が明らかに増えているそうです。たしかに、ネット上では、自分の意見を自由に言える環境が整ってはいても、ネットに集まる膨大な周りの人たちの意見をいとも簡単に知ることが出来るので、…
今日は40数回目の誕生日。辛いことも楽しいこともたくさんある人生を、今日まで送ってこれたことに感謝いたします。これまでを振り返ると、すべてにおいて他の人よりも遅れて、違う道を歩んできたのですが、それが今ではとてもよかったと思えます。 昨年3…
仕事柄、いろいろな若者と接しますが、その中で、「この若者は、自分で自分の可能性をつぶしてしまっているな。もったいないな」と感じることがあります。何かをする前に、自分のちっぽけな頭で考え、結論を先に出してしまい、結局はなにも行動しない若者で…
大学では定期試験の季節がやってきました。どのような答案(論述式の場合)がよい評価を得られるかについて考えてみましょう。自分を反対の立場においてみると、それまで気づかなかったことが分かってきます。つまり、自分が採点する立場(つまり多くの答案…
国民年金の加入率が低下の一途で、平均すると3人に1人が支払っていないそうです。これを20代に限ってみるならば、2人に1人が払っていないそうです。当然でしょうね。誰が考えても、やがて年金財政がパンクすると予想されるのですから。破綻するところ…
他の人と同じ時間帯に同じ方向に向かう電車に乗るから通勤地獄にあいます。自動車も同じで、交通渋滞にはまります。皆が海外旅行に出かける夏に、自分も同じようなことをしようとすると、最安値期の3倍くらいの高い航空券を買わなければならないうえに、ど…
先週、卒業して10年になる卒業生の方が訪ねてきてくれて、学生を前に話をしてくれました。10年間勤めた会社を4月に辞めて、いまは、退職金をつぎ込んで、フィリピンで新しい会社を立ち上げる準備をしているそうです。10年たって立派に成長した彼の姿をみるこ…
これは好きな英語のフレーズの一つです。日本語に訳すと、「忙しい人ほど、時間を見つけ出す」ということですね。つまり、忙しくて時間がないといっている人は、あまり能力のない人で、能力のある人は、時間の使い方を工夫して、時間を創りだすということで…
きょうはロシアの大学で2年間、日本語教師をしていた松井一美さんがゼミに来てくれました。その時の体験をもとにロシアの事情について興味深い話をしてくれ、未知の国ロシアのことが色々と分かりました。たくさん気づくことがありましたが、その中から一つ紹…
「他の人と違うように考え、違うように行動し、違う自分になる」 今の時代は、何よりも個性と創造性が求められています。「組織の時代、おじさんの時代、年寄りの時代」から「個人の時代、女性の時代、若者の時代」へと変わりつつあります。人と同じことより…
「教育」という言葉は、嫌いです。教育とは文字通り解釈すれば「教えて、育てる」ことですが、なんて思い上がった言葉でしょうか。「教えることは学ぶこと」ですから、教える側も学ばせてもらっているのであり、先生が学生・生徒に一方的に何かを教えるとい…
「知は力なり」とは、フランシス・ベーコンの言った有名な言葉です。確かにもっともらしく聞こえるので、多くの人が疑うことなくそのまま受け入れてしまっています(おろかにも、自分も信じていました)。しかし、これは誤りです。「知識は行動に結びついて初…
すべてのものには、長所と短所、強みと弱みが必ずあります。どちらか一方だけということは決してありません。どちらか一方しか見えないときは、判断を誤りますから気をつけなければなりません。 一昨日アメリカから戻ってきたところなので、アメリカの長所と…
ワシントンDC のホテルを月曜日の朝9時半に出て空港へと向かい、12時半の予定の飛行機が1時間遅れて午後1時半に離陸。13時間乗って、昨日の夕方4時に成田空港到着。それから、さらに京成スカイライナー、山手線、西武レッドアローと乗り継いで、夜9時に秩…
今年の3月にアメリカに行ったとき、厳しいセキュリティチェックに驚きました。入国者一人一人から左右の人差し指の指紋を採って、顔写真も取ります。さらに、すべてのバッグを一つ一つ開けて中身をチェックするのです。これには驚きました。日本から持って行…
最近、イギリスの住宅を礼賛する本(筆者はイギリス礼賛本ではないと書いていますが)を読んで、いやな気持ちになりました。「日本人は、こうこうだ」「イギリス人は、こうこうだ」「だから、日本人はダメなんだ」といった感じで書かれていました。 どうもこ…
大学もやっと民間企業なみになってきて、会議が夜10時頃まであるようになりました。少子化によって、大学にも改革の波が押し寄せているからです。2007年には全入の時代を迎えるそうです(つまり大学入学希望者と大学の入学定員が同数になる)。生き残りをか…
秩父では、桜が散ると、その後に、芝桜がとても綺麗に咲きます。広大な丘に、ピンクと白の芝桜が美しい模様を描き出します。その芝桜も、先週末でほぼ終わりをむかえたようです。桜は咲いてせいぜい10日間、芝桜はもう少し長くて3週間。一年のそれ以外の…
都心に行くことはあまり好きではないので、極力避けるようにしていますが、それでも行くことはあります。地下鉄のホームで電車を待っている時、いま直下型の大地震が来たら天井が落ちてきて、つぶされておしまいだろうなと、ふと考えます。また車で首都高を…
いま藤の花がきれいに咲いています。藤の花は咲けば咲くほど、下にたれて、人々はきれいな花だなあと、見上げます。「実るほど、人が見上げるさがり藤」とは、藤の花が下にたれればたれるほど、人が見上げるということですが、その本当の意味は、人は頭を下…