2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

時代の鍵は「多様性」、「柔軟性」、「思考力」

昨日、丸の内「ビジネス・イノベーション・ファーラム」に出席する機会を得て、社会起業家として活躍されているお二人の方(河瀬謙一氏、三浦健次氏)の話を伺いました。とても有意義な2時間を過ごすことができ、スピーカーと主催者の方に感謝いたします。こ…

心を広く、豊かに

「忍」から「心」がとれると「刃」だけが残り、恐ろしいことになります。心を失った人たちが増えて、次から次へと残忍な事件が起きています。先週も関西の小学校で死傷事件が起きました(なぜ関西が関東よりも多いのかは不思議です)。犠牲となられた方の無…

旅は面白い−日本の常識は世界の非常識

(1)お金の払い方 支払いのときに、すべての日本人はまず先にお金を出して、それから品物を受け取ります。これは、お人よし日本人の典型的な行動パターンです。外国では逆です。まず品物を受け取ってよく吟味して納得してからお金を渡します。 これは私の後輩…

63億分の2千という不思議な縁

人が一生のうちに出会う人数は、平均すると2000人と言われています(この数には、単に道ですれ違っただけのような人は含まれていません)。もちろん、仕事によっても人数は異なるでしょう。営業マン・ウーマンならもっと多いでしょうし、家にいる人は少ない…

「80対20の法則」で世の中が見えてくる

「優れた理論や概念は、それまで見えなかった世界を見えるようにしてくれる。それはあたかも闇夜を照らし出すサーチライトのようである」 大学生のうちに、ぜひこの優れた理論や概念に少しでも多く触れて、それらがどういうものかを知ってもらいたいと思いま…

新しい時代を創るのは、ばか者、若者、よそ者

効率優先の経済成長至上主義は、日本に物質的豊かさをもたらし、私たちの生活はモノであふれかえるようになりました。その一方で、市場や政府では解決できない問題が数多く目に付くようになってきています。漠然とではあっても、日本の社会全体が、これまで…

人生をヒマに生きよう

「忙しいですか?」と聞かれると、いつも「ヒマでヒマで」と答えています。だって、「忙」という漢字を分解すると(参考→http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20050201)、「心」が「亡ぶ」となるのですから。つまり忙しい人は、心が亡んでいるのです。忙しくて心が…

やっぱり読書は楽しい−楽しく役立つ本は、10冊のうち2冊

最近の若者は本を読まなくなったという嘆きを、耳にすることがあります。それは若者に問題があるというよりは、つまらない本が多すぎるからのように思います。人は誰でも楽しいことをするのは当然。くだらない本よりも、他に楽しいものがあれば、そちらに関…

誰だって必ず間違う、失敗なんて怖くない

成績評価の際に一人の学生の評価を誤り、本来ならばAのところをD(不合格)と付けてしまったことがあります。本人からの指摘があって調べてみると、こちらの間違いは明らかで、平謝りです。決して間違いのないように慎重にチェックしたつもりですが、人間…

菅原のおすすめ海外旅行入門編

「とにかく外国に行け」と菅原がいつも言っていますので、どこがいいですかという質問をよく受けます。ツアー旅行は、旅行とはいえません。一人もしくは少人数で、自分たちの力だけで旅行すると、とても有意義な時になります。なんてったって、若者の旅は貧…

旅、感動、成長

人生で最も素晴らしいもののひとつは、感動でしょう。どう生きたって、人の一生は一回ですから、同じ生きるなら、大きな感動と喜びの多い人生のほうが、楽しいに決まっています。ところが毎日を同じように生きていると、時間に流されて、感動や喜びを感じる…

春の日差し

2月3日の節分も過ぎ、春がやってきました。この数日は気温は低いものの、春の日差しを感じます。この春の日差しのように、自らの言葉と行いが、やさしさ、希望、勇気を人に与えられる自分になっていきたいと思います。

良き師はどこにいる

ブランド品があると、必ず偽ブランド品が出回っています。アジアの国々を旅すると、精巧なコピー品が安価でたくさん売られています。いつの世にも、本物とにせ物はあります。また、物に一流品から三流品まであるように、人にも一流の人から三流の人まである…

人生を花開かせるための3要素

昨年の夏は、日本の若者が、オリンピックで大活躍しました。そこでメダルを取った選手たちに共通に見られる光景があります。彼・彼女らは一様にコーチや監督と抱き合って喜んでいるのです。メダルは選手一人では決して獲得できません。才能が開花するために…

やっぱり、努力、やろうよ。

「人一度学ぶところ 己は十度学べ 人十度学ぶところ 己は百度学べ これを努力精進という たとえ愚か者であっても その人努力精進したならば 必ず大成することができる」「今蒔きて今日に収穫あらねども 努力重ねて稔り待つべし」「せき急ぐことより常におこ…

昨日までの常識は今日の非常識−固定観念は吹っ飛ばせ

世の中が変わると常識も変わっていくのは当たり前です。大きな変化の一つをご紹介しましょう。世の中の大人たちは過去の常識にとらわれて、悪意はないのですが、しばしば若者たちに誤ったプレッシャーをかけます。その一つは、「大学を卒業したら就職するの…

賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

人は年齢を重ねると、それだけ多くの経験を積みます。そして、それらの経験から何がしかの教訓を得て、自分なりの判断基準を形成していきます。何か新しいことにぶつかった時には、意識するしないにかかわらず、過去の経験に照らし合わせて物事を判断すると…

人と違うことは良いことだ ―多様性こそが成長のみなもと―

日本人の特性として、他の人と同じように考えて同じように行動するという傾向がしばしば指摘されてきました。第二次世界大戦後の高度経済成長の時期には、この特性は優れた優位性を発揮してよく機能してきました。しかし成熟期を迎えた現在では、むしろ足か…

漢字を分解すると物事の本質が見えてくる

日本語の漢字は実によくできています。漢字を分解すると、その本当の意味がよく分かり、物事の本質が見えてくるのです。それは、私達が日々の生活を送る中で忘れかけていたことを思い出させてくれたり、新しい視点を与えてくれたりします。 例えば、私たちが…