2013-01-01から1年間の記事一覧

環境の変化に適応できない種は絶滅する

過去20年間に、世界は劇的に変化しました。だれもが、携帯電話を持つようになり、どこにいてもインターネットにつながるようになりました。世界のGDPは二倍以上に増えました。そんな凄まじい変化の中で、かたくなに変わらないものが2つあります。 大学の一方…

人と違うからこそ、価値がある 

伝統的な一方通行型講義の最大の特徴は、一人の教師が、生徒・学生に対して、同じ情報・知識を一方的に伝えることにある。全員が同じ情報・知識を受け取り、同じ答えを導き出すことが求められる。この繰り返しによって、同じ思考・態度・行動が徹底的に刷り…

有名な「ゆで蛙」現象から学ぶ

「水が入った鍋の中にカエルを入れる。ゆっくりと水の温度を上げるが、カエルは変化に気づかない。跳び出すこともなくカエルは熱湯の中でゆで上がってしまう」この話から得られる最も大切な教訓は、「環境の変化を認識しなければ、生き残れない」。さらに、…

パワー・ライティングの極意は、失敗の数々にある

BOPビジネス研究のリサーチ・アシスタント募集の締め切り後に、北海道大学4年生の方から、応募のための履歴書をいただきました。締切り後の応募でしたから、通常であれば相手にせずにおしまいです。 しかし、今回は違いました。履歴書に目を通して、感動しま…

グローバル・プレゼンの5要件

シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタリスト、アニス・ウッザマン氏のパワー・プレゼンテーションを昨日、聴いてきました。さすが、シリコンバレーで鍛えられています。内容、形式ともに、ほぼ完璧なグローバル・インパクト・プレゼンテーションでした。…

日本には我流プレゼンが蔓延

日本型ドメスティック・プレゼンテーションの特徴は3つ。その一、プレゼンの目的・ゴール(到達点)があいまいで、結局、何を言いたいのかがよく分からない。キーワード、キーメッセージが不明確なのです。 その二、文字・イラスト・写真満載のスライドを次…

「国際経営学者」の3つの視点

今日から9月。札幌には秋の気配がひっそりとしのび寄る。2013年の3分の2はすでに過ぎ去り、残り3分の1。この4か月、行動する「国際経営学者」として全力疾走します。 「国際経営学者」の視点は3つ−グローバル、ビジネス、アカデミック。つまり「…

本物の大学講義を受講して世界に通じる自分になろう

ついに大学の講義にも変革の大波がやってきました。これで、しょぼい講義は淘汰されていくでしょう。ながらく、世間から隔絶され独自の進化をとげてきたガラパゴス講義も絶滅の危機です。 MOOC(Massive Open Online Courseの略、「ムーク」と発音)を受講し…

明治時代は福沢諭吉先生の「学問のすすめ」、グローバル時代は黒川清先生の「休学のすすめ」

世界を舞台に活躍する本物、黒川清先生(元UCLA医学部教授、元東大医学部教授、元東海大医学部長)の1時間にわたるプレゼンテーションは、感動でした。(1)キーワード、キーメッセ―がはっきりしている。(2)プレゼン・スライドに文字がほとんどない。(…

天国と地獄は紙一重

私の大好きな仏教の説話を紹介しましょう。天国と地獄は、実は紙一重だそうです。両方の世界を見てみると、どちらの世界にも、おいしそうな料理が並んでいます。天国の人たちは皆にこにこして食事を楽しんでいます。一方、地獄の人たちは、おいしそうな山盛…

BOPビジネス・セミナー 「21世紀型ビジネス成功へのロードマップ」

激変するビジネス環境。先の予測が困難な中にあっても、21世紀型ビジネスの姿がみえてきています。その一つが、「共有価値の創造」、「企業利益と社会利益の同時実現」、「リバース・イノベーション」といったキーワードで語られるBOPビジネスです。 今では…

誰もやってないから価値がある―アカデミック・コーチングへの挑戦

「アカデミック・コーチング」をグーグルで検索してみると、2013年5月に、私たち3人が立ち上げた「アカデミック・コーチング研究会(http://academicalcoaching.org/)」がトップに出てきます。他には、ヒットしません。つまり、これは誰も目をつけてないっ…

実現されないアイディアは、単なる夢物語

「アイディア自体に価値はない。アイディアは、実現されて初めて価値をもつ。実現されないアイディアは、単なる夢物語に過ぎない。99%のアイディアは、泡のように消えてなくなる」 これが、スタンフォード大学での研究から学んだエッセンスです。イノベー…