GDPが増えても人は幸せにはならない

今年の3月にアメリカに行ったとき、厳しいセキュリティチェックに驚きました。入国者一人一人から左右の人差し指の指紋を採って、顔写真も取ります。さらに、すべてのバッグを一つ一つ開けて中身をチェックするのです。これには驚きました。日本から持って行った虎屋の羊羹も包装を破られていました。毎日、毎日、膨大な量になると思いますが、決してテロリストは入国させないという、アメリカの断固たる意思がひしひしと伝わってきました。
 こうして、セキュリティ対策のために、新しい人を膨大に雇い、設備にもかなりの投資をしたと思います。これによって新しい雇用が生まれ、国内総生産は増えたかもしれません。しかし、安全に多くのお金を使う国が、幸せな国といはいえないと思います。日本も、警備会社が成長し、だんだんと安全な国ではなくなってきています。
 明日から研究に関する調査のためにワシントンDCとニューヨークに行って、10日間滞在します。このブログもその間お休みです。また新しいことを学んで、新しいネタを仕入れてきます。