感動と奇跡はいっぱいあったほうがいい

 駒大苫小牧高校が、夏の甲子園連覇。北海道の高校といえば、雪のハンディがあって、甲子園では一回戦敗退と決まっていましたが、奇跡のようなことが起きて、57年ぶりの連覇という偉業を達成し、誰もが感動したと思います。

 「雪があるから出来ないではなく、雪があるからこそ、ここでしか出来ない練習をする」と、林キャプテンが言っていました。どんなこともプラスにしていく。この発想は、何をやるにも大切なことでしょう。どうしても私たちは、出来ない言い訳を考えがちです。このカラを破れるかどうかで、感動の多い人生か否かが決まってくるのでしょう。感動を与えてもらうばかりでなく、感動を他の人に分けてあげられる人生って素晴らしいですね。

 そして、どんなこともプラスにして挑戦していくから、奇跡が起こるのでしょう。奇跡には大きなものもあれば、小さなものもあります。いずれにしても、昨日と同じ今日を過ごしていたのでは何も起こらず、一歩でも前進しようと努力し、挑戦していくから奇跡は起こります。自分にも、これまでの人生で何度か奇跡と思わずにはいられないことがありましたが、何もしなければ何も起きてはくれません。当たり前ですね。挑戦して失敗して、それでも進むから奇跡の女神が微笑むのでしょう。

 そのために、もう一つ大切なのは、良き師(=コーチ、先生、監督)です。甲子園連覇の奇跡は、素晴らしい香田監督に率いられ、基本とセオリーに忠実な野球をしてきたからです。何をやるのも、我流ではダメで、良きコーチについて、しっかりと基本をおさめることは必須です。人生も同じ。良き人生のコーチについて、生き方の基本をおさめることが大切です。もちろん、そうじゃなくて成功している人もたくさんいて、一時的に花を開かせてはいますが、花は必ず枯れてしまいます。一時的に権勢を振るっても、あっという間に転落していく人が、いつの世にも多くいます。

 良きコーチについて人生の基本をおさめて、どんなことも前向きにとらえて、挑戦を続けると、感動と奇跡の人生がやってくるのでしょう。どうせ一度の人生なら、菅原もそういう人生を送りたいといつも思っています。

Excellent coach, positive thinking and challenge spirit.(総文字数:905字)