2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

GDPが増えても人は幸せにはならない

今年の3月にアメリカに行ったとき、厳しいセキュリティチェックに驚きました。入国者一人一人から左右の人差し指の指紋を採って、顔写真も取ります。さらに、すべてのバッグを一つ一つ開けて中身をチェックするのです。これには驚きました。日本から持って行…

東京イコール日本と錯覚しない − 複眼思考の大切さ

最近、イギリスの住宅を礼賛する本(筆者はイギリス礼賛本ではないと書いていますが)を読んで、いやな気持ちになりました。「日本人は、こうこうだ」「イギリス人は、こうこうだ」「だから、日本人はダメなんだ」といった感じで書かれていました。 どうもこ…

早いより、ゆっくりなほうがいい

大学もやっと民間企業なみになってきて、会議が夜10時頃まであるようになりました。少子化によって、大学にも改革の波が押し寄せているからです。2007年には全入の時代を迎えるそうです(つまり大学入学希望者と大学の入学定員が同数になる)。生き残りをか…

見えない大地にしっかりとした根を張ってこそ、綺麗な花が咲く

秩父では、桜が散ると、その後に、芝桜がとても綺麗に咲きます。広大な丘に、ピンクと白の芝桜が美しい模様を描き出します。その芝桜も、先週末でほぼ終わりをむかえたようです。桜は咲いてせいぜい10日間、芝桜はもう少し長くて3週間。一年のそれ以外の…

タッチの差が、永遠の差

都心に行くことはあまり好きではないので、極力避けるようにしていますが、それでも行くことはあります。地下鉄のホームで電車を待っている時、いま直下型の大地震が来たら天井が落ちてきて、つぶされておしまいだろうなと、ふと考えます。また車で首都高を…

仕事の意味を勘違いしないようにしよう

いま藤の花がきれいに咲いています。藤の花は咲けば咲くほど、下にたれて、人々はきれいな花だなあと、見上げます。「実るほど、人が見上げるさがり藤」とは、藤の花が下にたれればたれるほど、人が見上げるということですが、その本当の意味は、人は頭を下…

より大なる価値は何か

初めてロンドンの駅で見た掲示は、とても不思議に思えたので、今もはっきりと覚えています。「先月の定時運行率(punctuality)は、80何パーセント」というポスターが貼ってあったのです。日本人の感覚からすると、電車はほぼ100%時間通りに来て当たり前。遅…

菅原流インターネットの鉄則−その2−

「うまい話は決して他からやってこない」 インターネットを使って何かを申し込んだりすると、どうしてもこちらのEメールアドレスを登録せざるを得ないことがあります。いったん登録すると、必ずその後にジャンクメールが送られてきます。それらの件名は、実…