2005-01-01から1年間の記事一覧

言葉が現実をつくる

「お疲れ様です」という挨拶が、最近とても多く聞かれます。eメールの文章も、いきなり「お疲れ様です」で始まります。人と会ったときも、「こんにちは」の代わりに、「お疲れ様です」。別れるときも、「お疲れ様です」。 この言葉をいわれると、「いやー、…

「口が二つで、耳が一つ」じゃなぜいけないの?

ある大学の理事長先生と学長先生にお会いする機会がありました。お二人に共通していたことは2点。どちらの方も、組織のトップに立つだけあって、柔和で徳の高そうな顔をしていたということ。菅原も、やがてはああいう顔になっていきたいなと思いました。 も…

広い心と大きな志

どんな個人、組織、企業、国家でも、長所と短所は必ずあります(短所だけ、長所だけということは決してなく、もしどちらか一方だけを強調している話しがあったなら、それはインチキもんでしょう)。ですから、「広い心」をもって、お互いに相手の短所・欠点…

Stylish & Enjoyable 「かっこよく、楽しく」

何事も、かっこよく、そして楽しくやろう。大変なことを、大変だと言って、眉間にしわを寄せてやっていては、その結果はたかが知れています。嫌々やるのではなく、どうやったら楽しく出来るかを考えることが大切です。一回しかない人生、どんなこともすべて…

12月は出発の月

社会一般では、12月というと一年の最後の締めくくりの月ということになっていますが、菅原にとっては新しい出発の月です。能力が他の人と似たり寄ったりであっても、他の人よりもちょっと早く出発すれば、その分だけ先を行けると考えているからです。「先手…

注意されているうちが花、言われなくなった見捨てられたってこと

文句を言われたり、注意をされると、誰でもいやですよね。しかし、「この文句や注意があるから、自分は足りないところを直してさらに成長できる、有難いな」って思えることが、本当は大切なんですね。 それに、言われるほうがいやなのは当然ですが、言うほう…

出来ない言い訳を考えるより、どうやったら出来るかを考えよう

私たちは、いかなる人も、限られた資源と限られた時間という制約の下で生きています。これは経済学で「希少性」と呼ばれるもので、重要な鍵となる考え方の一つです。ですから何かをしようと思えば、大抵のことには希少性という制約がつきまとうのです。 その…

与えられる自分から、与える自分へ

高橋尚子選手が東京国際女子マラソン優勝で感動の復活を遂げましたね。すごいですね。かっこいいですね。菅原も、高橋選手が所属するファイテンの製品を愛用しているので、余計うれしい感じがします。 この感動の影には、どれほどの努力があったことでしょう…

ジャンクと本物を区別できる目を養おう

本屋さんに行くと、なんでこんなに同じ様な本ばかりが、次から次と出版されるのだろうかと不思議に思います。どこの本屋さんに行っても、中規模以上の書店なら必ず、人生に成功するための方法や、投資でお金儲けをする方法について書いた本が、たくさん並ん…

夢、希望、目標、行動、反省、進歩

夢のある人には希望がある 希望のある人には目標がある 目標のある人には計画がある 計画のある人には行動がある 行動のある人には結果がある 結果のある人には反省がある 反省のある人には進歩がある 進歩のある人には夢がある 2005 Hirohiko KAKINUMA(JR北…

今日の非常識を、明日の常識に

3泊4日で札幌合宿を実施しました。何をやるときもポリシーは同じで、「自分たちにしか出来ないことと、今しか出来ないことをする」です。他の人がやれることをやっても、また別のときにやれることをやっても、それは当たり前なのです。 そこで企業訪問の一環…

「知力」と「行動力」をみがいて賢い平民になろう

『草の乱』という映画を観て来ました。帰りは、とっても暗い気持ちになりました。それは、この映画がフィクションではなく、実際にあった話だからです(フィクションならどんなに沢山の人が死んでも構わないけどね)。 今から120年前に、秩父で悪徳高利貸し…

少子化の誤解

少子化が進んでいることは誰もが知っていますし、それは日本の将来にとって良くないことであるというのが一般的な認識です。なんでも人の反対を考え、人と違う発想こそが新しい時代を創るという信念をもっている菅原は、少子化に悲観的ではありません。「人…

No problem(=問題ないよ)

以前ジャマイカに行ったときのことです。現地の人たちに何か頼むと、必ず「No problem」という返事が返ってきます。初めのうちは、この言葉を聞くと安心し、この国の人達はなんてみんな親切で頼りがいがあるんだろうと、心強く思いました。しかし、それで実…

柿の種を植えても、りんごの実はならない

良い種を植えると、良い実がなる。悪い種を植えて、良い実がなるということはありえません。自分は果たしてよい種を植えているかどうか、いつも自らに問うていくことは大切なことだと思います。良い種(たとえば自分を磨くための努力)を植えてもいないのに…

マイ、ペン、ライ(=気にしない)

今朝のテレビで、年間自殺者が3万人を越えて、過去何年も続いていると報道されていました。自分で自分の命を絶たなければならなかった人たちの無念の思いを想像する時、とっても辛く、悲しい気持ちになります。年間3万人とすると、17分に一人が、この日本の…

自然界の法則−晴れもあれば雨もある

人間もこの大自然の一部なので、自然界の法則に沿って生きていくことが一番自然で、楽しいことだと思います。ところが、人間だけがやたら頭でっかちになってしまい、ああではないか、こうではないかと考えるから、精神的に病んでしまい、うつ病が増えたり、…

「でも、だって、しかし」人間は、自分で自分の可能性をつぶす

自分の口癖ってなかなか分からないものです。「でも、だって、しかし」という表現を口癖にしている人に時たま出会います。菅原を訪ねてくる学生の方々にもいます。「思考は現実化する」とは、多くの先人がいっている真理で、このような否定的な表現をする人…

人は生まれながらにして不平等、1日24時間だけが平等

きょうは秋晴れの素晴らしい一日。秩父の自然が、遊びに来いよと呼んでいるようですが、朝からずーっと机に座っています。家には誰もいなくてみんな出かけています。下手をすると徹夜に近くなるかもしれません。仕事が立込んでいて、このところの睡眠時間は…

我流は伸びない

10月から週一回プールに通い始め、生まれて初めてバタフライを習っています。やはり、コーチについて正しく指導してもらうと上達するもので、3回通って25メートルを何とか泳ぐことが出来るようになりました。小樽の田舎で18歳まで過ごしたので、温水…

同期化する世界では、差異こそが価値を生み出す

先週末は広島と京都で開催された2つの学会に出席してきました。普段は人の話を聞くよりは話すことの方が多いので、一日中椅子に座って話しを聞くというのは滅多にありません。慣れないことにもかかわらず、お尻が痛くなることもなく、とても多くのことを学…

自分の判断基準をもつことの大切さ

昨日、秋のゼミ合宿のプランを立てました。札幌3泊4日、28,500円。往復の飛行機代と、3泊のホテル代、さらにレンタカー代を含んでこの値段。驚きですね。こんなに安いと、誰も儲かっていないでしょうね。ウソじゃないのって思いますが、これが相場なんでしょ…

前進、前進、前進

「この世の何ものも粘り強さに勝るものはない。才能もしかり。才能がありながら成功しない人は掃き捨てるほどいる。天才もしかり。天才が必ずしも報われないというのはほとんど格言に近い。教育もしかり。この世は教養ある落伍者であふれている。粘り強さ、…

プライドが高いやつより、コンプレックスをもってる人の方がましさ

先週、新たにゼミナールに入る学生を選考する機会がありました。5分間でプレゼンテーションをしてもらい、それをもとに14名(男性10名、女性4名)の皆さんを合格とさせていただきました。選考前は、合格者を10名に絞ろうと決めていましたが、みなさん素晴ら…

栄枯盛衰に翻弄される会社人間にはならないようにしようね

アメリカの航空会社大手のデルタ航空とノースウェスト航空が、破綻したという。ユナイテッド航空も3年前に破綻して、現在、会社更生手続き中。かつてデルタ航空は、エクセレント・カンパニーの一つとして賞賛されていたにもかかわらず、わずか10年、20年で傾…

ライバルがいるから切磋琢磨してお互いに伸びる

自民党の圧勝。これから、政治はちっとも面白くないことになると思います。巨人だけが強いプロ野球はちっとも面白くないのと同じように、自民党だけが強い政治も面白くないでしょうね。ライバルがいるから、お互いにしのぎを削って力を伸ばします。成長には…

階級社会へ向かう日本で、自分の将来をどう描くか

日本はかつて「一億総中流」といわれ、格差の少ない平等な社会と考えられてきました。しかし現在では、はっきりと二極化が進んでいます。つまり、金持ちは金持ち、貧乏人は貧乏人で固定されていくということです。結果として、社会が不安定化したり、機会の…

行きつけの1000円カットで時代の動きを考える

実家のある小樽へ行くと、必ず行きつけの1000円カットの散髪屋さんで髪を切ってもらいます。ここのご主人は、以前東京で1000円カットのQBハウスで働いていた方で、その時の大変興味深い体験談を聞かせてくれます。 QBハウスは、いまやJR東日本の駅の多くにお…

流れない水は腐る

いたるところで「改革」が叫ばれてきましたが、総選挙に突入し、より一層その頻度が高まっています。大切なことは、改革の目的です。なんのための改革なのか。 「改革」で忘れてはいけないことは、必ずそれにともなうプラスとマイナスがあるということ。プラ…

今年も残り三分の一

まもなく9月。2005年も一年の三分の二が過ぎ去り、残りは三分の一。今年のこれまでの成果は何かなと、自分に問いかける時、うーーん、まだ何にもない、って感じですね。大きくジャンプするためには、その前に必ずひざを折り曲げて、小さく屈(かが)まなけれ…