【菅原秀幸の22世紀脳講座(1)】

学者の学者たるゆえんは、数字、データ、エビデンスに依拠して物事を考えるということ。単なる思い込み、漠然とした希望、根拠のない願望で発信することはありません。今日のメッセージは、「いま私たちは20世紀脳から22世紀脳へのパラダイムシフトの時にあ…

We are on the way to 22nd Century.

The 22nd Century paradigm is consisting the three key concepts, mission economy, altruism, co-creation.

賢者の格言3つ

賢者は歴史に学び 愚者は経験に学ぶ 賢者は聴きたがり 愚者は話したがる 賢者は学びたがり 愚者は教えたがる常に自分に言い聞かせています。賢者を目指して。気を抜くとすぐに愚者になるんで。

学生を主体的にして21世紀型能力の育成に効果的なコーチング

1.キーワードは「主体的学び」 現在の大学教育が社会の要請に応えられていないとして、変革を強く迫られています。大学教育の改革はまったなし」(中央教育審議会)とまで言われ、全国の大学でアクティブ・ラーニングを始めとする多くの取り組みが始まって…

アカデミック・コーチングが教育の主流になる

娘の授業参観に行ってきました。みんな、授業中、元気に発言し、活発に手を挙げ、キラキラ、楽しそうでした。ところが、こんな明るい小学生たちも、中学、高校と受動的学修姿勢を刷り込まれ、ただじーっと、おとなしく椅子に座っているようになります。大学…

アカデミック・コーチングが、若者を輝かせます

10年後、大学の授業はどのように行われているでしょか?イメージしてみましょう。いまと同じような授業が行われているとは、とうてい思われません。90分間、教員が一方的に話しまくり、学生がじっと耐えて聞いているという光景は、姿を消しているでしょう。…

アカデミック・コーチングで、イノベーティブな未来を創る

日本の教育において、需要と供給のミスマッチが起こっています。つまり、グローバル社会がいま求めているもの(需要)は、「解答のない問題に、果敢にチャレンジし、解決する能力」。一方、大学教育が提供し続けているもの(供給)は、「解答のある問題を、…

環境の変化に適応できない種は絶滅する

過去20年間に、世界は劇的に変化しました。だれもが、携帯電話を持つようになり、どこにいてもインターネットにつながるようになりました。世界のGDPは二倍以上に増えました。そんな凄まじい変化の中で、かたくなに変わらないものが2つあります。 大学の一方…

人と違うからこそ、価値がある 

伝統的な一方通行型講義の最大の特徴は、一人の教師が、生徒・学生に対して、同じ情報・知識を一方的に伝えることにある。全員が同じ情報・知識を受け取り、同じ答えを導き出すことが求められる。この繰り返しによって、同じ思考・態度・行動が徹底的に刷り…

有名な「ゆで蛙」現象から学ぶ

「水が入った鍋の中にカエルを入れる。ゆっくりと水の温度を上げるが、カエルは変化に気づかない。跳び出すこともなくカエルは熱湯の中でゆで上がってしまう」この話から得られる最も大切な教訓は、「環境の変化を認識しなければ、生き残れない」。さらに、…

パワー・ライティングの極意は、失敗の数々にある

BOPビジネス研究のリサーチ・アシスタント募集の締め切り後に、北海道大学4年生の方から、応募のための履歴書をいただきました。締切り後の応募でしたから、通常であれば相手にせずにおしまいです。 しかし、今回は違いました。履歴書に目を通して、感動しま…

グローバル・プレゼンの5要件

シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタリスト、アニス・ウッザマン氏のパワー・プレゼンテーションを昨日、聴いてきました。さすが、シリコンバレーで鍛えられています。内容、形式ともに、ほぼ完璧なグローバル・インパクト・プレゼンテーションでした。…

日本には我流プレゼンが蔓延

日本型ドメスティック・プレゼンテーションの特徴は3つ。その一、プレゼンの目的・ゴール(到達点)があいまいで、結局、何を言いたいのかがよく分からない。キーワード、キーメッセージが不明確なのです。 その二、文字・イラスト・写真満載のスライドを次…

「国際経営学者」の3つの視点

今日から9月。札幌には秋の気配がひっそりとしのび寄る。2013年の3分の2はすでに過ぎ去り、残り3分の1。この4か月、行動する「国際経営学者」として全力疾走します。 「国際経営学者」の視点は3つ−グローバル、ビジネス、アカデミック。つまり「…

本物の大学講義を受講して世界に通じる自分になろう

ついに大学の講義にも変革の大波がやってきました。これで、しょぼい講義は淘汰されていくでしょう。ながらく、世間から隔絶され独自の進化をとげてきたガラパゴス講義も絶滅の危機です。 MOOC(Massive Open Online Courseの略、「ムーク」と発音)を受講し…

明治時代は福沢諭吉先生の「学問のすすめ」、グローバル時代は黒川清先生の「休学のすすめ」

世界を舞台に活躍する本物、黒川清先生(元UCLA医学部教授、元東大医学部教授、元東海大医学部長)の1時間にわたるプレゼンテーションは、感動でした。(1)キーワード、キーメッセ―がはっきりしている。(2)プレゼン・スライドに文字がほとんどない。(…

天国と地獄は紙一重

私の大好きな仏教の説話を紹介しましょう。天国と地獄は、実は紙一重だそうです。両方の世界を見てみると、どちらの世界にも、おいしそうな料理が並んでいます。天国の人たちは皆にこにこして食事を楽しんでいます。一方、地獄の人たちは、おいしそうな山盛…

BOPビジネス・セミナー 「21世紀型ビジネス成功へのロードマップ」

激変するビジネス環境。先の予測が困難な中にあっても、21世紀型ビジネスの姿がみえてきています。その一つが、「共有価値の創造」、「企業利益と社会利益の同時実現」、「リバース・イノベーション」といったキーワードで語られるBOPビジネスです。 今では…

誰もやってないから価値がある―アカデミック・コーチングへの挑戦

「アカデミック・コーチング」をグーグルで検索してみると、2013年5月に、私たち3人が立ち上げた「アカデミック・コーチング研究会(http://academicalcoaching.org/)」がトップに出てきます。他には、ヒットしません。つまり、これは誰も目をつけてないっ…

実現されないアイディアは、単なる夢物語

「アイディア自体に価値はない。アイディアは、実現されて初めて価値をもつ。実現されないアイディアは、単なる夢物語に過ぎない。99%のアイディアは、泡のように消えてなくなる」 これが、スタンフォード大学での研究から学んだエッセンスです。イノベー…

良い道具を使いこなそう

日本に戻って初めて自転車で大学に来ました。以前は30分くらいかかったのですが、今回は爽やかな秋空の下、気分よくこいで20分で着きました。あれ、30分かかっていたものが、どうして20分なんだろう? 自転車を変えたのです。そのおかげで、以前の重たいマウ…

進化する講義

今日から、本格的に講義を開始しました。自分がこれまでやってきたものとは違う講義、他でおこなわれているものとは違う講義、をめざして、進化する講義を行っていきます。Make a difference.が、キャッチフレーズです。 ITをフル活用して行いますので、PCか…

一流って、やっぱり違う

息子のiPadの調子がおかしいので、家の近くのHillsdale Shopping Center にあるApple Storeに、もっていきました。そこでの対応は見事。息子ともども感動しました。5分ほどいろいろ調べて、即座に、無料で新品と交換してくれたのです。さすがアップル。 また…

一流のコーチがいてこそ、選手が育つ 

オリンピックでメダルをとった選手に光が当てられます。本人が努力した結果ですから、当然です。しかし、本人の努力に加えて、それ以上に、選手を根気強く育てたコーチや家族に思いをはせます。選手は自分一人では、決して成長できません。根気強く、長い年…

良い師から学ぶ

息子がテニスのレッスンを受けて、本格的に練習を始めるようになりました。良い師につくことがいかに大切かを身にしみて知っていましたので、良いコーチを探し出すまでに時間がかかってしまいました。 40年以上コーチをやっていて、7人のプロ選手を出したと…

スタンフォード大学で、Entrepreneurship Week 

2週間にわたってスタンフォード大学でEntrepreneurship Weekが開催され、キャンパスのあちこちで、起業に関する多くのセミナーやワークショップが行われました。大学が、これほどまでに環境を整え、学生の起業を応援してくれると、多くの学生達は、その気に…

今日のスタンフォード必見ビデオ

ヒューレッド・パッカード元CEOのスタンフォードでの講演。起業家精神とは何か、リーダーシップとは何かについて、非常に分かりやすく話してくれています。繰り返し見て、自分自身に叩き込もうね。http://ecorner.stanford.edu/authorMaterialInfo.html?m…

「スタンフォード大学白熱講義」で、Chief Innovation Officerが語る

Citi GroupのChief Innovation Officer(CIO=最高イノベーション責任者)の話を聞きました。「スタンフォード大学白熱講義」で有名なティナ・シーリングがオーガナイズする1時間のクラスです。テーマは「Talking about a Revolution」で、ビジネスのやり方…

シリコンバレーの競争には勝てない日本人、だけど他に道がある

世界中から人、金、エネルギーを引き付けているシリコンバレー。このような場所は他にはなく、なぜここだったのか、なぜ他に同じような場所がないのかという疑問が、どうしても解けません この素晴らしい天候は、確かに一要因でしょう。こう毎日、快晴だと、…

アメリカの学校でのキーワードの一つは「Respect」 

アメリカでの暮らしは、今回が3回目。一回目は独身の時、二回目は子供がまだ学校に行かない時、そして今回の三回目では、子供が学校に行っています。それぞれの時で、見える範囲が違っていて、やはり子供が学校へ通っている今回が、最も幅広くアメリカ社会の…