Think different, act different, and be different.

 「他の人と違うように考え、違うように行動し、違う自分になる」

 今の時代は、何よりも個性と創造性が求められています。「組織の時代、おじさんの時代、年寄りの時代」から「個人の時代、女性の時代、若者の時代」へと変わりつつあります。人と同じことよりも、人と違うことが大切です。

 第二次世界大戦に負けて、日本は何もないゼロから出発。それから約50年間、日本人はひたすら物質的な豊かさを求めて、一致団結してがんばってきました。物がないのですから、安くて品質が良い物を大量に提供することが何よりも求められました。これに最も適していたのが大量生産方式です。この大量生産方式に適している人材は、優秀で上からの命令に従い、もくもくと仕事をこなす人たちでした。ですから個性があると困るのです。みんなが同じものをほしがり、同じように考え、同じように行動することが大切だったのです。

 今は違います。人々のニーズはとても多様化し、常に新しい物が求められます。社会のシステムもこれまでのものは陳腐化し、新しいシステムが求められています。いたるところで、改革が叫ばれ、変化することが常態となっています。こういう変化の時には、チャンスがいっぱいあり、それを掴むのは、個性と創造性、そして行動力のある人間です。(文字数:588字)