今年も残り三分の一

 まもなく9月。2005年も一年の三分の二が過ぎ去り、残りは三分の一。今年のこれまでの成果は何かなと、自分に問いかける時、うーーん、まだ何にもない、って感じですね。大きくジャンプするためには、その前に必ずひざを折り曲げて、小さく屈(かが)まなければなりません。そして力を充分にためて、思いっきり高くジャンプするわけです。
 2005年の三分の二は小さく縮んでいたので、残りの三分の一は、これまで蓄えたエネルギーを爆発させて、大きな飛躍をしたいと思います。そしてその後には、再び小さく縮んで、その次の飛躍に備えます。この繰り返しですね。

 どんな嵐も必ず去って晴れがやってくる。どんなに暗い闇夜でも、必ず太陽が昇り朝がくる。人は誰でも、不調な時、めぐり合わせの悪い時、ついていない時があります。そんな時は悩んだって意味はありません(下手をすると精神的な病を患うのが関の山でしょう)。今は快晴の前の嵐だ、今はすがすがしい朝が来る前の闇夜だ、今は次に大きくジャンプするために屈んでいるのだと、はっきりと意識して、不調や不遇を成長の糧にしましょう。
 逆にどんなに好調でも、それがいつまでも続くということは決してあり得ませんから、好調におごることなく、いつも謙虚に身を低く、次の冬に備えなければならないでしょう。