言葉が現実をつくる

 「お疲れ様です」という挨拶が、最近とても多く聞かれます。eメールの文章も、いきなり「お疲れ様です」で始まります。人と会ったときも、「こんにちは」の代わりに、「お疲れ様です」。別れるときも、「お疲れ様です」。
 この言葉をいわれると、「いやー、僕はちっとも疲れていないんだけどな」と不快になります。世の中全体が疲れているのでしょうか?言葉は、思考を表しますから、使われている言葉に、私たちの考えていることが反映されていると思います。
 菅原は大学生のときに「3つの禁句」を決めて、「忙しい」、「疲れた」、「困った」は決して言わないようにしてきました。言葉は現実化します。ネガティブな言葉を使えば、現実も暗くなり、ポジティブな言葉を使えば、現実は明るくなります。よーく人の話し方に注意をしていると、「でも」「だって」「しかし」なんて言葉を多用している人に、成功している人はいないという現実に気づくでしょう。