我流は伸びない

 10月から週一回プールに通い始め、生まれて初めてバタフライを習っています。やはり、コーチについて正しく指導してもらうと上達するもので、3回通って25メートルを何とか泳ぐことが出来るようになりました。小樽の田舎で18歳まで過ごしたので、温水プールで泳ぐという発想自体がなく、水泳は夏にするものと決まっていました。ですから、海に潜ってウニや貝などを採ることは上手なのですが、バタフライをならう機会などなく、ホテルのプールなんかで泳げたらカッコいいなとずーっと思ってました。
 良いコーチについて、正しく習うことの大切さを改めて思いました。どんなことも我流では伸びないのです。大学での勉強も同じ。人生の過ごし方も同じだと思います。何事も自分で手探りで進むと無駄が多くて、それはそれで多くを学ぶのでしょうが、限界があります。よき師につくことは必須ですね。何事も模倣から始まります。よき師のまねをして、「真似て、学んで、越えていく」。手本が良くなかったり、初めから手本がなければ、絶対に伸びません。
 3回のレッスンで2人のコーチから教えてもらいましたが、コーチによってまったく指導の仕方が違うことも分かりました。指導者のレベルの違いもありますが、自分に合う、合わないもあります。孟子の母親は、孟子を育てる際に、自分の子供にあった指導者と教育環境を求めて、3度引越しをしたといいます。これが「孟母三遷」といわれる有名な諺の由来ですよね。常に良き師を求め続けることを忘れてはならないと改めて思いました。(参考1⇒http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20050207、参考2⇒http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20050311/1110546201)
 えっつ、なんでまたプールに行き始めたかって?もちろん、トライアスロンに出場するための練習です。