出来ない言い訳を考えるより、どうやったら出来るかを考えよう

 私たちは、いかなる人も、限られた資源と限られた時間という制約の下で生きています。これは経済学で「希少性」と呼ばれるもので、重要な鍵となる考え方の一つです。ですから何かをしようと思えば、大抵のことには希少性という制約がつきまとうのです。
 その時に私たちはどうしても、出来ない言い訳を見つけ出してきて、「これこれだから出来ないのは仕方がない」と自らを納得させようとしがちです。これは、まあ当たり前といえば当たり前ですが、これでは何事もなしえません。何かをするときには、必ず希少性という制約があるのですから。
 大切なことは、そういった制約がある中で、出来ない言い訳をして自らを慰めるのではなく、どうしたら出来るかを考えることです。出来ない言い訳はいくらでも考えつきますよね。そんなことに脳みそをつかってはもったいないのです。どうやったら出来るか、そのことを考えて、考えて、考え抜くところに、必ず道は拓かれます。そうならないのは、考え抜くことがまだ足りないのです(とはいっても、どうしてもどうにもならないことも、たまにはあって、それの克服法はまた別にあります)。
 Where there is a will, there is a way.「意志のあるところに、道はつく」