有名な「ゆで蛙」現象から学ぶ

「水が入った鍋の中にカエルを入れる。ゆっくりと水の温度を上げるが、カエルは変化に気づかない。跳び出すこともなくカエルは熱湯の中でゆで上がってしまう」

この話から得られる最も大切な教訓は、「環境の変化を認識しなければ、生き残れない」。さらに、もう一つの大切な教訓は「変化を認識しただけでは、生き残れない。適切な行動が不可欠」になるのです。
 21世紀は変化の激しい時代。高齢化、グローバル化、科学技術の飛躍的発展。22世紀の歴史家は、21世紀を「人類が史上最大の変化を経験した時期」と振り返るでしょう。変化に気づかなければ、適切に行動できなかったカエルと同じ運命を私たちも辿ることになります。しかし、私たちはすでに変化には気づいています。そこで大切なのが、適切な高度です。
 適切な行動とは何か?20世紀の行動様式では、生き残れません。21世紀の行動は、「Fail fast, learn a lot.(素早く失敗し、たくさん学ぶ)」。そこでのリーダーの役割は、collaboratorとfacilitator。