明治時代は福沢諭吉先生の「学問のすすめ」、グローバル時代は黒川清先生の「休学のすすめ」

世界の本物 黒川清先生


 世界を舞台に活躍する本物、黒川清先生(元UCLA医学部教授、元東大医学部教授、元東海大医学部長)の1時間にわたるプレゼンテーションは、感動でした。(1)キーワード、キーメッセ―がはっきりしている。(2)プレゼン・スライドに文字がほとんどない。(2)プレゼン資料を配らない。これらは、インパクト・プレゼンテーションのグローバル・スタンダードです。
 この対極が、日本人のドメスティック・プレゼン。(1)何を言いたいのか分からない。(2)くらくらするほど文字ばかり。(3)ほとんど読まれずに捨てられるプレゼン資料を事前に配布する。
 日本の常識は世界の非常識。日本でのあたり前は、世界では通用しない。何がどう、通用しないのか、日本にいては分からない。仮に頭で分かっても、体で分からない。大学生の皆さん、休学して世界に出よう。いま各分野の第一線で活躍している人は、みな例外なく、若いころに外国に行っているという経験を持っています。これに例外はありません。