夏の炎天に、秋の稔りを見い出せ

 何人かの高校の先生方と話す機会がありました。異口同音に、学習指導要領が新課程になって「ゆとり」教育が完全に導入された現在の高校生は、積極性や探究心に乏しく、大変なことに努力して向かっていくことが少ないと言っていました。こういう環境の中に身を置いてしまうと、伸びる可能性も、伸びなくなってしまいます。本人にとっては、もちろん、とってももったいないことですし、日本にとっても大きな損失です。
 うちの息子は、札幌に移り住んで一年弱。あっという間に、かなり上手に札幌弁を操るようになりました。家族の中では最も上手です。環境適応力が高く、上達が早いなーと関心します。環境が人に与える影響は、とっても大きいことを実感します。良い環境を選ぶということは、とっても大切だと思います。
 「夏の炎天に、秋の稔り(みのり)を見い出せ」といわれるごとく、暑い夏にこそ脳みそと体に汗を流す(どっちか一つじゃダメだよね)ことで、やがて大きな稔りが得られます。この夏、切磋琢磨して努力する環境をみずから選んで、そこに身を置こうね。