BOPがこれほど知れ渡っていて驚きです

 昨日、カイロ・プラクティクに行って、そこの院長先生との雑談中に、「BOP」という言葉が出てきて、すごーく驚きました。医療分野の人が「BOP」を知っているなんて思ってもいませんでした。また先週は、エレベーターの中で、たまたま一緒になった心理学関連の先生から、「BOPビジネスに関心をもっている学生がいるので、相談にのって欲しい」と話しかけられました。これまたビックリでした。心理学とBOPってぜんぜん関係ないからね。
 このように、かなり多くの人々に「BOP」という言葉が広まっていることを実感し、驚きで一杯です。4年前なら、だれも知らなかったですからね。5年以上にわたって、研究資金を得るために、いろいろな研究助成制度に応募し、落とされ続けてきました。ところが、昨年からはBOPビジネスの認知度も格段に高まって、幾つかの研究助成金がとれるようになりました。急激な変わりぶりです。
 これほどまでに「BOP」が広まってしまうと、これに代わる言葉を使うことは、もはや困難でしょうね。ピラミッドの底辺とか土台っていう表現は、やっぱり上から目線って感じでベストとは言いがたいと思います。しかし、ここまで広がってしまったら、言葉の適切性について議論をしていても意味がないので、実際にたくさんの成功例を出していくってことが大切になります。「儲けると同時に貧困削減にも寄与する」そんなビジネスが、たくさん日本から出て欲しいです。