インドネシアからの爽やかな風

 脳みそに汗をかいて、原稿執筆中です。「難しいことを易しく、易しいことをふかく、ふかいことをおもしろく」(井上ひさし)を念頭に置いて苦闘しています。難しいことを難しく論文に書くのは慣れていますが、難しいことを深くおもしろく書くのは大変です。久々に脳みそが汗びっしょりになる中で、山下修作様(フマキラーインドネシア社長)からメールをいただいて、煮詰まった脳みそに、さわやかな風が吹きました。
 今度の本では代表的な日本企業7社のBOPビジネス事例を取り上げる予定で、各社と電話やメールでやり取りさせていただいて草稿にしています。ヤクルト本社(執筆済)、雪国まいたけ(執筆済)、日本ポリグル(執筆済)、住友化学(執筆中)、マンダム(準備中)、ヤマハ発動機(執筆中)、フマキラー(準備中)を分析中です。この中で、フマキラーに問い合わせたところ、こちらが送った質問状に対してインドネシアの山下様から直接、具体的に返答をいただきました。山下様からの回答に目を通しただけで、山下様のインドネシア・ビジネスにかける熱い思いが感じられて、感動しました。
 質問に対する回答で、相手を感動させられるってすごいことですよね。日常の小さな言葉や行動で相手を感動させハッピーにするってことを、もっともっと、いつもいつも、心においていこうと誓いました。一言、一行動もおろそかにせず、そこに真(まこと)、真心をこめて行こうと思います。