毎月44万円の借金を重ねる生活って恐ろしい

 きょう、2011年度の予算案が公表されました。背筋がゾーッと寒くなります。来年度の歳出は92兆円。それに対して、歳入は41兆円。国債の発行(つまり国の借金)が44兆円。税外収入が7兆円。これが、どういうことを意味しているのか?兆なんて単位になると金額が大きすぎて、ピンときませんね。
 簡単に考えるとこうなります。つまり、毎月の収入が41万円。だけど、毎月44万円借金をしてきて、それ以外に7万円の収入があって、トータルで92万の生活をしているのです。そりゃあ、収入以上の借金をして暮らしているんだから、一時的には豊かな生活が出きるのは当たり前。だけど、これが自分の家の家計だと思ったら、恐ろしくて、こんな生活、長くは続かないってすぐ分かりますね。
 じゃあ、なんでこれまでは、やってこれたの?これまでやってこれたんだから、これからも何とかなるんじゃないの?これまでは、こうやって借金漬けの暮らしをしていても、貯金(個人金融資産 1,400兆円)があったから、いざとなれば貯金を取り崩せば何とかなると脳天気に構えていたわけです。しかし、いよいよと借金もかさみ、貯金の額と同じくらいに迫ってきたのです。
 さあ、どうする?自分の人生がかかっているんだから、真剣に考えようね。考えるだけじゃだめだよ。行動しようね。世界に出る、しかもこれまで行ってないところに行く、ってのが模範解答の一つです。