我流のプレゼンから抜け出そう

 学生からの嬉しいニュース。5名の学生が、200人を超す聴衆の前で、今度プレゼンすることになりました。学生で、この経験は得難い機会です(普通の社会人でもないだろうね)。緊張でガチガチになるでしょうが、大きな成長の糧になると思います。
 価格を下げて品質をあげる戦略をとって好業績をあげているニトリの社長が、北海学園大学の卒業生なので、経営学部で4年間にわたって寄付講座が開講されてきました。その講義の一環で、これまでの講義から学んだことを学生がプレゼンするのです。他の学生がみんな躊躇する中で、うちのゼミ生5人が手を挙げましたす。
 いかに楽をして単位を取るかという発想の学生がほとんどの中で、自分から厳しい道を選ぶのはしんどいかもしれません。しかし、選択する時は大変な方を選ぶというのが、成長の鉄則です。
 日本人は、インパクト・プレゼンテーションのトレーシングをほとんど受けていないので、ビジネス・パーソンでさえ、我流のプレゼンが大多数。聴いて非常に苦痛になります。プロフェッショナル・プレゼンを日本の若者が身につけて、世界で活躍を。

「会社を興す、製品を発売する、地球環境を救う、、、、いずれも、プレゼンテーションの出来が左右する。コミュニケーションが下手なら、アイディアや努力、場合によっては、自分のキャリアさえも捨て切られる可能性がある。だと言うのに、毎日、世界中で行われている何百万ものプレゼンテーションのうち、上手に行われているのはごくわずかにすぎない」(『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』p7)