すべての命に希望ある未来を!

 これは大好きなメッセージです。これには、キーワードが3つ含まれています。「命」、「希望」、「未来」ですね。
 日本では一年間に3万人以上の方が自殺しています。途上国では、3秒に一人、5歳まで生きられずに子どもが亡くなっています。ハッピーになることを求めて、人間はずーっと努力してきたのに、この厳しい現実。
 「この国には何でもある。希望だけがない」、村上龍氏の有名な小説『希望の国エクソダス』の一節。そうなんですよね。物にあふれる日本ですが、希望にあふれていないんです。あなたの周りで、笑顔が少ないと思いませんか?特に年齢を重ねれば重ねるほど、笑顔がなくなるのです(これは証明されている事実です)。
 命が失われていき、希望がなければ、未来はありませんよね。未来がなければ、私たちは何のために生きているのか分かりません。明るい未来を実現するために、「持続可能性」が現代のキーワードとなっています。人をハッピーにすることが学問の目的。自己満足の研究は、自己満学です。それはそれで、やっている人にとっては意味があって大切だと思います。だけど、菅原は「すべての命に希望ある未来を」実現する学問をやりたいと思っています。
 BOPビジネス研究の意義は、「すべての命に希望ある未来を」にあります。たくさんの若者に関心をもってもらいたいと思います。なんでも新しい領域は、若者のためにあります。