富山での失敗から学ぶ

今日の富山でのBOPプレゼンは完全に失敗。もちろん、こちらはプレゼン・プロフェッショナルだから、今日初めて聞いていただいた方々には気づかれなかったレベルだと思います。しかし自分で自分を許されず、富山の方々には申し訳なく感じます。
最大の原因は、事前のイメージトレーニングができていなかったこと。何事もやる前に、やっている自分の姿を、しっかりとイメージできていないと失敗します。第二に、聴衆のほとんどがおじさん。ダークスーツに身を包んだクロ、クロおじさん達は手ごわいからね。彼らはそう簡単には表情を崩さず、決して笑おうとしません。こわぁー。一人だけ、会場の真ん中にいた女性がよく笑ってくれていて救いでした。昨秋の国連大学でのプレゼンでも、聴衆の多くはクロ、クロおじさんで、なかなか手ごわかったのです。まだ完全にオジサン攻略法を身につけていませんので、最大の課題です。第三に、プレゼンに立った最初の5秒が勝負なんだけど、ここで失敗。この時に、会場全体の隅から隅まで目を配って、その日のプレゼンのトーンを決めます。ここが曖昧だった。
てなわけで、この失敗を次の静岡でのBOPプレゼン大成功につなげようと固く誓うのです。イチローだって、打率3割。ということは、打席に10回立って3回しか塁には出れず、残りの7回は失敗しているのだ。
企業の海外展開では、どうしても進出局面に目がいきがちですが、その陰で、かなりの数の企業が撤退しています。BOPビジネスだって、いまは進出を後押しする時期だけど、これから撤退例も出てくるでしょう。10社中3社が成功すれば上出来。失敗は、そこでやめたら失敗なのです。「成功とは、成功するまで続けること」(松下幸之助