チャンスがゴロゴロ

 北海道新聞の経済部長にお越しいただき、特別講義として、昨年のリーマンショック後の北海道経済についてお話いただきました。土曜日の夜7時半からでしたので、一体誰が来るだろうと思っていました。予想を上回って、教室はびっしり。社会人の方まで、どこで知ったのか、何人もの方々が出席していました。
さすが、北海道経済の最前線に日々触れている方だけあって、多くのことを学ばせていただきました。菅原がつかんだキーメッセージは3つ(実際にはもっとあるんだけどね)。
 その一。原理原則を忘れず、時代に流されない確かな目をもつ事。まず、原理原則を知らなければ、話になりませんよね。それを学ぶところが大学時代です。社会に出たら、もう学べません。
 その二。不況こそチャンス。今こそ、北海道経済の体質を変えるとき。これは、個人にもあてはまりますね。逆境こそ飛躍のチャンスです。菅原も数多くの挫折を経験し、もう一回同じ人生をやれと言われたら、まっぴらごめんです。しかし、この挫折の数々があって成長でき、いまの自分があるのだと思います。いまでは心から失敗はありがたいなって感謝できます。
 その三。豊かさとは何かを問い直す時。いま時代は大きくパラダイムが転換するときに来ています。何百年かに一回やってくる、その時(チャンス)にめぐり合えている幸運に感謝します。たまたま生まれてきただけだけどね。今の時代に生を受けてるってことは、それだけですごいことだと思います。もちろん、そのことの意味が分かって、すごいことに出来るかどうかは自分しだい。その種を蒔くのは大学時代。社会でたら、もう後の祭り。
  結論、いま大学生を真剣にやっている人には、チャンスが転がってるってこと。だけど、我流じゃ駄目だよ。良き師についてね。