BOPの波が来た

 外務省・FASID主催シンポジウムでの講演、アジア経済研究所での研究報告を終えて、札幌に戻りました。今回得た成果・課題は、以下の通り。
 まず第一に、BOPビジネスへの関心の高まり。一昨年までは、だれもまったく関心をもっていなかったのに、昨年から今年にかけて急速に高まり、いまや流行となっているようでした。経済産業省と外務省が音頭をとって、「本気で取り組む」と言っていますので、これからもっと大きな波になるんだと実感しました。
 第二に、おじさんたちは手ごわい。話をしている中で、この箇所は受けるかな、この箇所は笑いをとれるかなと期待して話すのですが、まったくの無反応。次回までに、もっと気合を入れて、知的な笑いを取れるように修練しなおしだと固く誓いました。リメンバー・国連大学。ちくしょー、次をみておれ。
 第三に、勉強熱心なワカモノたち。大学生や20代の若い方々が、たくさん関心をもって話をきいてくれるので、有難いことです。慶応、法政、日大の学生が、シンポジウムの後のレセプションにも参加して、質問をしてきます。また20代社会人の方々からは、いくつものメールをいただき、ビックリです。一生懸命やっている若者と、無気力でなんとなく過ごしている若者の差が、どんどんついていくと思います。とにかく、広い世界を知るってことが大切。