違うゼミ合宿

 ニセコに来ています。オーストラリア人経営のコンドミニアムに、23名の学生と共に、ゼミ合宿に来ました。「different(違う)」がキーワードのゼミですから、当然、他とは違う合宿です。
 違う、その1。宿泊先が、コンドミニアム。といっても、大多数の日本人には、イメージできない宿泊スタイルです。これから広まっていくと思います。スリーベッドルームの広々としたマンションを借りて、自分達で自由に過ごすというイメージです。ホテル、ペンション、ロッジなんかより、はるかにリラックスできて、楽しいです。いまのところ、広まっていないので楽々予約を入れられましたが、多くの人に広まると、予約がとりにくくなって困るよね。人の一歩先を行くことが大切。
 違う、その2。勉強会にお越しいただいたゲスト・スピーカーは、ニセコで働いている外国人。彼は、南アフリカからの人でした。もちろん、全部英語。ニセコを世界に通用するオールシーズン型のリゾートにするための取り組みについて話してくれました。日本人にはない発想・思考は勉強になります。やはり「異質なものとの出会い」は創造につながります。
 違う、その3。場所が、ニセコ。ここは、日本でありながら、他の日本の街とはかなり違います。多くの外国人がいるために、日本と西洋がミックスした場所です。街を歩くと、「For Sale(販売中)」と掲げられた物件が目に付き、昨年の金融危機の後遺症の深さを、ビジュアルに実感します。外国から多くの投資が行われ、それがいっせいに引き上げようとしていることが分かります。投資とは、こういうものなんだと実感できる場所です。
 
 とにかく、おなじじゃ駄目だ!「違う」ことから多くを学べるのです。