こんな生活、いつまで続けられる?

 今日は、秩父の温泉にゆっくりつかって、マッサージをしてもらい、リフレッシュの時間を過ごしました。たくさんの日帰り入浴客がつめかけていて、日本人ってなんて幸せなんだろうと思います。しかし、これは砂上の楼閣。こんな生活、いつまで続けられるのだろうって、恐怖がよぎります。
 2010年度予算概算要求が再提出されて、報道された内容をみてビックリ。出て行くお金が97兆円だけど、入ってくるお金は40兆円。簡単に言うと、40万円の給料をもらっている人が、毎月、57万円借金して、合計して97万円の暮らしをしてるってこと。こんな借金地獄の生活、個人ならとっくに首つって死んでるんじゃない。
 これに対処する方法は、一つしかないと思っています。沈みゆくタイタニック号を脱出して、ほかの船に飛び乗るのです。いくらタイタニック号を愛していても、一緒に沈もうなんて殊勝な気持ちはさらさらありません。愛しているからこそ、生きながらえて、そこから得られた教訓を語り継がねばなりません。「借金はいかんぞ、分相応の暮らしをせよ」ってね。沈み行く船と運命をともにしてしまったら、もともこもありません。
 生まれた国に住んで、生まれた国で働くってのが、日本人の当たりまえ。しかし、世界に目を向けてみよう。日本の常識は、世界の非常識。生まれた国に住んで生まれた国で働いていない人たちが、たくさんいます。「ふるさとは遠くにありて思うもの」って諺を現代ヴァージョンにすると、「母国は外国にありておもうもの」です。
 菅原は、日本に生まれた幸運に感謝し、日本人であることを誇りに思い、日本を愛しています。しかし、そのことと、自分がどこの国に住むかは別次元のこと。いつでも他の船に飛び乗れるように、脚力を日頃から鍛えておかねばならないと、いよいよ切羽詰ってきました。
それでも、何とかなるさと思っている日本人。「おめでたい」ってことで世界に有名な日本人だからね。仕方ないよね。かくして、歴史をみると、栄えた国は必ず滅びていくのだ。盛者必衰。