第29回「菅原秀幸出発の日」−10,587日から学んだこと

 小春日和の中、新千歳空港に向かい、神戸空港に到着して、大阪へやってきました。札幌の自宅から空港へ向かうバスの中で、不思議なことに、29年前の今日も、やはり同じように千歳空港へ行き、飛行機で東京へ向かったことを思い出しました。そうです、今日は「菅原秀幸出発の日」です。といっても、誰も知らないよね。⇒http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20080310
 29年間というと、うるう年も計算に入れて、10,587日です。あっという間でしたね。これからあと何日働くのだろうかと計算すると、8,400日です。これも、当然あっという間に過ぎ去っていくでしょう。だから、これからの日々の生き方について、明確な方針を再確認して進んでいこうと思います。
 10,587日を振り返って、そこから得られる教訓は3つ。多くの試練があって、それを乗り越えている最中はとっても大変に感じましたが、過ぎ去ってしまえば、それらの試練が有難いです。それらがあったおかげで、少しずつ成長できました。だから、やっぱり選択する時には、大変な方を選ぶということ。これをこれからも貫いていこうと思います。今の試練こそが、後にたわわな実りとなります。
 次に、世界のいろいろな国・地域を訪れ、たくさんの得がたい経験から、人間の器を少しは磨いてもらえたということ。つねに広い世界を意識して生きることが大切。一回しかない人生だからね。だから、これからも世界中を旅して回ろうと思っています。そして必ず、すべての国を訪れます。すべての世界遺産を回ります。世界一周を、西回りと、東回りでやり遂げます。
 「菅原は変わっている」と言われることがありました。日本では「変わっている」という言葉は、賛辞ではありませんね。しかし、人と違っているからこそ、その人の価値があるのです。「変わっているね」、「違っているね」と大いに言われるように、いつも人の考えないこと、やらないことに挑戦し続けていこうと思います。物事を成し遂げた人は、異口同音に、「常識を疑え」、「大多数は常に間違う」といっています。つまり人とおんなじじゃだめってこと。

(追伸)今日、神戸から大阪へ向かう電車の中で気づいたこと。3分の一ぐらいの人が、マスクをしていて異様に見えました。そうだ、北海道には花粉症がないから素晴しい。北海道にはゴキブリがいないから素晴しい。北海道には梅雨がないから素晴しい。これを「北海道の素晴しい三つのない」と名づけよう。