ドングリでビックリ

 札幌は、今日からいよいよと本格的な雪で、冬本番を予感させます。そんな雪降る札幌の中を、道に迷って走り回っていると、白石区で偶然にもパン屋さんのDONGURIを発見。聞くところによると、このお店、有名なおいしいパン屋さんとのこと。
 さっそく寄ってみると、すごい。とにかくお客が次から次へと押し寄せて、トレイ一杯山盛りにみんな買っていくではありませんか。狭い店なんですが、20台以上は停められるだろう大きな駐車場。ここもひっきりなしに、車が入れ替わります。さっそく、なぜこんな小さな店が、こんなに大繁盛しているのだろうかと、探求開始。
 成功の秘訣、その一。店がとっても狭くて、人がわんさか押し寄せているので、ごった返していて、どんどん買わなければという雰囲気が店に充満している。
 その二は、やはり品揃え。他の店にはない、工夫されたパンがたくさん。それが安くて美味しい(日本人の味覚にあう)。
 その三、広い駐車場。車社会の現代では、手軽に車を停められることが、広い商圏を開拓し、どんどん人を吸引する力になります。私も、自宅から車で30分以上も離れているパン屋で、思わず1000円弱ほどのパンを買うとはまったく予想していませんでした。
 100年ぶりの大不況がひたひたと近づいてきていても、まったく関係ない世界って、結構あるんだよね。こういう世界で生きないとね。他の店とおんなじ様なパン屋じゃダメってことだよね。つまり、人と同じことをしていてはダメってことだよね。とにかく、違わなくちゃ。
 さっき車でFMラジオを聴いていたら、東京とニューヨークを行ったり来たりして仕事をしている歌手の人が、言ってました。ニューヨークのほうが自由に伸び伸びと暮らせて、日本は人目を気にしなくちゃいけないって。日本は、とにかく人目。他と違っていることに、いちいちほかの人がうるさいんだよね。自分は自分。他と違って生きようね(エネルギーいるけど)。