いつも反対を考えてみて思考力のトレーニングを積もう

Seattle2008-12-08


 今日は在札幌米国総領事館ダーナ・ウェルトン総領事が、金融危機について、特別講演を行って下さいました。金融危機に対する米国の見方について、非常に流暢な日本語で、詳しく語ってくれて、とても勉強になる時間でした。金融危機に関する包括的で凝縮された内容で、非常に脳みそに汗をかきつつ、多くのことを学びました。
 一番の収穫として、金融危機に対する見方が、日本で一般的に語られている見方とかなり違うことが分かりました。日本で論じられていることが、いかに画一的かを改めて認識させられます。金融危機をめぐって、日本でもずいぶんと論じられてはいますが、どれもこれも似たり寄ったりなんですね。日本にいると知らず知らずのうちに、同じ考え方に毒されてしまっています。多様な見方が存在するということを常に頭に置いておく必要がありますね。
 そのための第一歩は、反対を考える。つまり、自分はこう考えるけど、反対に考えてみると、どう言えるんだろうかと、自分の頭の中で思考のトレーニングを重ねるってこと。