どんどんプラスしていこう

 9月の海外研修旅行から帰国したある学生のリポートから、一部抜粋しました。なんて素晴らしいお話を聞けたのでしょうね。さらに、その話を学生がしっかりと受け止めてくれていることに、感動です。

「コミュニケーション能力については、Hyogo Business & Cultural Center のGinnさんのお話が興味深く印象的だった。Ginnさんは、とても親切に私たちを迎えてくれ、国際経営における文化の重要性についてお話してくれた。文化の違いの一つの例として、世界と日本の教育の大きな違いについて述べられた。
日本は“満点方式”といって、最初は100点からスタートし、どんどん減点していくという教育方法。それに比べ、欧米はもちろん、世界では“加点方式”といって0点からスタートし、頑張り次第で加点されていくという教育方法だ。
減点方式の日本では、生徒・学生は間違いを恐れるが、加点方式のアメリカでは、失敗しても0のまま、正解するとプラスなので間違いを気にしない。この教育方法の違いが、日本人特有のシャイな性質を形成したと思われる。 間違いを恐れないことと度胸は、コミュニケーションをとる上で、とても重要なことだ。
Ginnさんは、“もっと自信を持って下さい。Helloと挨拶出来ればプラス5点なんですよ。”と言ってくださった。私は、この言葉に感銘した。今までHelloと言えたらプラス5点などと言われたこともなかったからだ。そのように考えると、学ぶことが今までの何倍も楽しくなるように思えた。」