強者に有利なグローバル経済の中でいかに生きるか

米国の大手400社のトップの平均年収は15億円だって。すごいね。これを12ヶ月で割って、さらに月20日働くとして20で割ると、一日の収入が625万円。一日10時間働くとして、10で割ると時給62万5千円。
 かたや大多数の人たちは年収500万円以下。つまり普通の人が一年間働いても、経営トップの一日の稼ぎにもおよばないのです。この極端な格差が許されるのは、米国ならではって感じですね。でも、これってちょっと異常だよね。
 成功の果実は、一部の人たちに独占され、失敗のツケは広く全員に押し付けられるっていうのが、今回の米国金融危機の救済策。かつてバブルがはじけた時の日本でも、そうでした。金融機関で働く人たちは高額の報酬を手にし、いざ失敗したら税金を投入して救ってもらうっていう構図は、我々一般庶民からしたら、理不尽極まりないよね。ふざけるなって感じ。
 しかも、世界はグローバル経済になっていて、他国の失敗が、自分の国にもおよぶ所が迷惑なところです。アメリカの失敗が、アメリカの中だけで完結していれば、今回の金融危機アメリカの問題ですむけど、そうはいかない。これから、日本の輸出産業を中心として、じわじわと日本にもかなりの悪影響がおよんでくるはずです。
 15億円ももらっている人たちの失敗のツケを、こっちに回されるってのは本当に迷惑な話。こんなグローバル時代を、私たちは、どのように賢く生き抜いていけばいいのでしょうか。その答え?人に聞くんじゃなくて、自分で見つけようね。一つだけいえることは、頭を使う以外ないってこと。つまり、脳みそに汗をかかないと、その答えは見つけられないんだよね。秋に、汗をかこう。