やっぱり魅力にあふれていた−富士メガネ会長金井昭雄氏

 富士メガネ会長の金井昭雄氏から、1時間半にわたってお話をうかがいました。終始ニコニコ、とっても温厚そうな方でした。が、このお方、ただ者ではありません。2007年『ニューズウィーク日本版』「世界が尊敬する日本人100」や、2007年『日経ビジネス』「日本のトップ50人」に選ばれているんです。2006年のナンセン難民賞も、日本人で初めて受賞。この賞は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が難民支援に貢献した人や団体に贈っているものです。
 また経営の神様といわれる松下幸之助が、「世界一のメガネ屋さん」と称し、司馬遼太郎が、「メガネ屋というよりも、メガネに関する技術者の組織という感じがした」と言っているくらいです。メガネ業界の超一流なんでしょうね。
 うかがった話の内容は、メガネのことではなくて(自分がメガネを使ったことがないから関心が無いし)、現在の研究に関連することで、主として社会貢献活動についてでした。とはいえ、ご自身のこと、御子息のこと、奥様のことなどなど、多岐にわたってお話いただいて、とっても有意義で楽しい時間でした。こういう方の下で働いている社員の方たちは、幸せだろうなって思います。
 具体的な内容はともかくとして、やはり初対面にもかかわらず、とっても暖かみを感じさせ、謙虚であるということがなんといっても印象に残りました。これは超一流の必須条件ではないでしょうか。「稔るほど頭をたれる稲穂かな」です。立派な人ほど、頭が低く謙虚。
 つまり、この逆はたいしたことないってことだから、限られた人生、人と会う時間は限られているので、なるべく逆の人と接する時間を短くして、良き手本から学ぶ機会を多くしましょうね。
 先生と呼ばれている人たちの中には、頭が高い人、結構いますよね。相手に対して、ネガティブに反応する人たちです。具体的には、3つ。相手を見下す、相手を軽んずる、そして相手を否定する。教員なら、生徒・学生を見下す、生徒・学生を軽んずる、生徒・学生を否定するってことです。こういう人にぶつかったら、決して自分を卑下せず、決して自分を傷つけず、己の成長の鏡としましょう。
 この富士メガネ会長金井昭雄氏との「一流・本物と未来を語る居酒屋懇親会」は、10月24日(金)夜6時に開催されます。参加希望者受付中です。
(⇒http://www.SugawaraOnline.com/talkingFuture/