札幌から世界へ出よう

 「サラリーマンの2度泣き」という言葉が、札幌にはあるそうです。札幌に転勤を命じられた時に行きたくないと泣き、札幌から戻るように命令された時、帰りたくないと泣くそうです。知り合いの先生が言っていました。彼は横浜に自宅があるのですが、もう札幌から出たくないそうで、先の言葉の意味がよく分かるというのです。
 「住めば都」って言いますから、どこでも住んでみると愛着がわくのでしょうね。そして、みんな自分の住んでいるところが一番良いとおもっています。菅原は札幌に来て2年。やっと札幌の勝手を知ってきたところで、まだ2度泣きの心境には至っていません。どうも生来の移動民族のようで、次は沖縄に住みたいと思い始めています。
 すべてのものには、長所と短所があります。札幌にも良い点、悪い点があるでしょう。生活のしやすさは、東京と比べて格段に上です。しかし、札幌の人たちの意識でひとつ気になることがあります。北海道の地方に住む人は、札幌に憧れをもち、札幌に住む人は東京に出ることに憧れをもっているようです。だから、外国はその先で、かなり遠くに感じているのではないでしょうか。意識がなかなか外国へと向かわないようです。
 この点、東京の学生は、一足飛びに外国へ向かいます。これは、仕方がないことなんでしょうけど、知っている世界は広ければ広いほど良いのです。だから札幌から東京を飛び越して、一気に外国へ向かって欲しいと思います。
 もう今の時期は、夏の外国行きを計画し始めないといけないよね。もちろん、そういっている菅原は始めています。調べていると、原油高の影響で、航空運賃以外に加算される、燃料サーチャージってのがバカ高いんだよね。これには驚き。アメリカの場合、約4万円のプラスになっちゃうんだよね。
それでも、とにかく、なにがなんでも外国へ行くことをお勧めします。その醍醐味は、行かなきゃ分からないのです。言葉できない、そんなの関係ない。お金ない、そんなの関係ない。要は行く気の問題。Where there is a will, there is a way.(意志のあるところに、道はつく。)