テンプラをあげよう

 英語と関係ない分野で秀でるといっても、何があるでしょう。すぐに思いつくのは、芸術とスポーツ。しかし、このどちらにも才能と幼少期からの修練が必要で、大学生から始めてもまったく相手にされないでしょうね。
 では、何がある?料理はいいでしょうね。特にテンプラ。外国では、日本食への関心がかなり高いように思います。日本食という看板を出しておいて、料理人は韓国人だったり、中国人だったりっていうインチキ日本料理店も結構見かけました。それにアングロサクソン系(アメリカ人やイギリス人)って、味覚が日本人ほど繊細じゃないので、われわれにとってまずいと感じるものでも、平気で食べちゃうから、ちょっとぐらい下手でも大丈夫。だから、ワーキングホリデーなんかでこき使われるよりも、自分でインチキ日本食レストランをやっちゃえばいいのだ。「インチキ日本食レストラン」って名前で、全米でチェーン展開するってのは、とっても茶目っ気があって面白いんじゃない。アメリカ人向けに、チョコレートのテンプラとか、ケーキのテンプラなんていいよね。ハンバーグのテンプラもいいね。揚げれるものはなんでもテンプラ粉をまぶして揚げてしまえ、って感じです。
 菅原は、もちろんテンプラ大得意。すんごく簡単。菅原流秘伝をお伝えすると(べつに秘伝でもなんでもないけどね)。IHで温度を180度に設定すると、油の温度で失敗することはない。生協で売っている生協オリジナルのテンプラ粉をつかうと、衣で失敗することもない。あとは、揚げるだけ。しかもわずかの材料でも、衣がついて大きく見える。アメリカでテンプラ屋さんって、儲かるんじゃないでしょうか。
 ビジネスにしなくても、個人的趣味の世界でも、テンプラは揚げれるといいよ。菅原は、アメリカでもイギリスでも、知人を自宅によんで、テンプラをふるまっていました。テンプラは簡単だし、喜んでもらえます。こちらがよぶと、相手もよんでくれるので、親しくなれます。テンプラで世界を制しよう。