話し方を鍛えよう

 第2回一流・本物居酒屋懇親会に参加した学生の皆さんからのリポートが出そろいましたので、それらのファイルを一つにあわせて、PDFファイルにしてアップロードしました。この作業をしつつ、みんなはどんなことを感じ、何を学んだのかなと興味津々で、すべてに目を通しました。
 そこで気がついたこと。やはり皆が同じ話を聞いていても、違った点を取り上げているのは当然なのですが、誰も触れていない点もあるということです。のりさんは、「コミュニケーションの大切さ」を語っていました。特に日本人の男性は下手であると。男性相手の講演会では、みんな決して笑うものかと言わんばかりにブスッと座っているとのことでした。この点は菅原も常々感じてきたことですが、このことについて書き出すと本筋からそれてしまいます。
 ここで言いたいことは、要するに話し手が伝えようと思っていることが、聞き手にはまったく伝わらない時があるということです。今回のことで言うならば、のりさんの言った「コミュニケーションの大切さ」を誰も取り上げなったということは驚きです。
 話したからといって相手に伝わっているとは限らないのです。ですから、とってもコミュニケーションの仕方が重要ですし、そこにはテクニックも必要になります。伝言ゲームは誰でも知っていると思いますが、これをやるとはっきりと分かります。始めに言ったことが、最後の人に正確に伝わっているということはほとんどありません。大体は違って伝わっています。
 話す人が明確に伝えたいことを意識して、聞き手の関心に合わせた上で、キーワードをはっきりさせて話さないと、相手には伝わらないのです。ましてや、話し手が何を話したいのかを自分でもはっきり分からないままに話し始めるなんてのは、最低です。本人が分かってないんだから、聞いているほうは分かるわけがない。豊富なボキャブラリー、論理性、明瞭性の3つが必要です。それでも、菅原の経験則では10人中2人には伝わりません。これも80対20の法則どおりかもね。

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