言ってもらえるうちが花

 「言ってもらえるうちが花」といわれます。言われなくなったら、見捨てられたってことで、おしまいです。学生のうちは注意もしてもらえるし、失敗しても寛大に許されて、教えてもらえます。ところが社会に出たら、それは通用しません。あいつは使えない奴だとレッテルをはられて、以後相手にされなくなっておしまいです。
 先週は、菅原も久々にガンガン言われて、とっても有り難いことだなと感謝しました。「傲慢だ」「ブランド志向だ」「父親としてもっと威厳を持って」「バカが嫌いだろう」などなど。どの言葉も自分を見返って、より成長させるための糧です。自分の顔についている汚れは決して自分では見えませんが、他の人には良く見えます。これと同じで、自分の欠点は自分では気付けないのですが、他の人には良く見えています。自分の顔の汚れを映し出してくれる鏡が必要なように、自分の欠点を指摘してくれる他の人は不可欠で、とっても有り難い存在です。そういう人を自分の周りにもっていないということは不幸なことで、道を誤ってしまいます。
 こんな有り難い存在に気付かせてくれたのが、先週の二人です。息子が秩父で通っていた幼稚園の園長先生と秩父で歯科医をしている先生で、この二人と所沢で飲みました。お二人とも秩父に住んでいた時に大変親しくしていただいた人生の先輩です。場所が3人とも土地勘のない所沢でしたが、インターネットであたりをつけた居酒屋「囲い」は大正解。ワインがとっても美味しくて2本あけ、さらにカクテル、ビールとガンガン飲んで、言いたい放題言って熱くなるという実に素晴らしい時間でした。