集まり散じて人は音信不通になる

 「ゴキノミ」に行きませんかと誘われて、ドキッ。てっきりゴキブリのような汚くて底辺を這いまわっている人間達の飲み会だと勘違い。実は、江夏ゼミの第5期の卒業生の集まる飲み会のことでした。楽しい時間を過ごさせてもらい、有難うございます。
 学生時代の友人は、数が減ることはあっても決して増えませんから、とっても大切です。社会に出て働くようになると、同じ職場で友達ができることは稀です。だから大学時代の利害を超えた世界の友人はすごく大切。しかし、学生の頃はそのことがあまり分かっていませんので、卒業すると音信不通になりがちなんだよね。
 大失敗したなって後悔しています。後悔って大嫌いだけど、これだけは素直に失敗を認めます。イスラエルから来ていたガディは、どうしているかな。サウジアラビアの多分大富豪の息子とも親しくなったけど、名前も忘れてしまいました(今頃はドバイの高級リゾートに招待してもらえたかも)。ポーランド人の科学者のタマゴもいたな。ギリシャ人のギリシャ彫刻そっくりの顔をした彼もいた。フリピンのアルビンに、モーリシャスのプラビーンも。今となっては、みんなこの地球上から探し出すことは不可能に近いかも。
 大学院生の頃の江夏ゼミには17ヶ国から学生が集まっていたので、今から思うとすごく恵まれた環境でした。その時は、やっぱり、そのありがたみが分からなかったんだけどね。アメリカのアンディとウィンストン、カナダのヘリエット、スペインから来たモニカ、マレーシアのタンさん、イタリア人の名前忘れたヤサ男、フランスのナディンヌ、台湾のトゥ君などなど。
 そんな中で、先日の江夏先生のパーティで、フランス人のグリニヨンとは20年ぶりくらい、台湾のソウさんとは10年ぶりくらいに会うことが出来て、とっても嬉しかったです。友達は、音信不通にならないように努力して大切にしないとね。後でその素晴らしさに気付いても遅いからね。菅原が大学入学後すぐにでっち上げた「BIGをめざす会」の面々も、みんなどこかに行っちゃったなー。まだ誰もBIGになって世に出ていないから、連絡取れないんだよね。