上野日銀札幌支店長から学んだこと、続きです

 上野日銀札幌支店長と菅原が考えていることに幾つかの共通点があり、意を強くしました。
 まず第一に、テレビを見ないという事。普段はコンセントも抜いているそうで、年に2回ぐらいしか見ないそうです。日銀に勤めていれば、経済事情をくまなく把握していなければならなく、そのためには、テレビも重要なツールかなと思いましたが、時間の無駄と言われていました。菅原も大学生の頃からテレビをもっていなく、いまもほとんど見ません。新聞もとってません。それで国際情勢についていけるのですかと質問されます。もちろん大丈夫、ほとんど問題ありません。経済の専門家である日銀支店長でさえテレビを見ないそうですから、テレビは生活に必要ないのです。その代わりどうするかというと、インターネットで外国のサイトをよく見るそうです。
 次は、一カ所に留まるのではなくて、いろいろな土地に行ってみたいと、おっしゃていました。日銀リタイア後は、ロンドンに行きたいそうです。これまでも日銀支店長として日本のいろいろな所で暮らしてきて、各地の話題がとても豊富です。菅原も世界のいろんなところで暮らしたいと思っています。一回しかない人生、いろいろな場所に住み、いろいろな人に出会い、いろいろな経験をしたいと思います(ちなみに菅原は、これまで15回ほど引越ししています)。「流れない水は腐る」という大好きは諺があります。変化がないと、腐るのです。水はさらさら流れているからからきれいなのです。
 3つ目は、夢をもっているという事。現在の仕事をリタイアしたら、ロンドンに行って、金融の知識を活かして「北海道ファンド」か「J(日本)ファンド」を立ち上げるそうです。菅原も夢をもっています。その一つは、やがて再開されるであろうNHKプロジェクトXに出るという夢です。番組冒頭のナレーションは、こんな感じって、自分でもう勝手に決めています。「三月末とはいえ雪が降りしきる日に、一人の男が、北海道の大地に降り立った。彼は北海道の教育界を改革し、後に世界レベルの人材を輩出する「東のHBS」と呼ばれる組織を作り上げた。西のHBSとは、世界のビジネス・スクールの最高峰、ハーバード・ビジネス・スクール。東のHBSとは、北海学園大学ビジネス・スクール。こうして世界に二つのHBSができた。」学生の皆さん、僕がプロジェクトXに出られるように、世界で活躍してね。