さすが一流・本物はすごい−上野正彦日銀札幌支店長から学びました

Seattle2008-02-09


 昨日は日本銀行札幌支店長の上野正彦氏を主賓に囲んで、ススキノの忍月という創作和食のお店で第1回「一流・本物と語る居酒屋懇親会」を開催しました。
 上野支店長の博学と気配りに驚きました。地元札幌のカレーの話から、アメリカの大統領選挙についてまで、面白い話題が次から次へと出てきます。参加学生の名前も即座に覚えて、全員にくまなく話を振り、空いたグラスにビールをつぐ気配りはさすがでした。頭の良さと洗練された身のこなしは、まさに一流・本物。
 たくさん面白い話があったので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。まず、「マレッジ・プレミアム」。結婚している男性は、してない男性より三割ほど収入が高いそうです。これはアメリカで行なわれたかなり厳格な実証研究によって明らかにされているとのこと。理由についてはいくつもの仮説があって定かではないらしいですが、要するに男性は結婚したほうが良いという結論です。これはつまり、晩婚化が進んでいるということは、収入の少ない男性が増えることを意味し、それがGDPを下げ、景気浮上の足かせになっているということになりますよね。日本経済を明るくするために、男性は早く結婚しましょう。参考までに、女性にはプレミアムはないそうです。
 次はアメリカ大統領選挙についてです。過去15回の選挙で、13回は背の高いほうが勝っているとのこと。男性は特に中身が大切なことはもちろんですが、やっぱり外見も軽視できないんですね。若いときに一生懸命体を鍛えて、身長も伸ばしておいたほうが、何かのときに役立つかもしれません。ダイエット産業はすでに成熟していますので、次は男性の身長を伸ばすビジネスが新規事業として有望ですよね。だれか一緒にベンチャー企業を立ち上げませんか。
 就職で悩む学生向けには、「初めから好きなことは分からない。一生懸命やっているうちに好きになる」とアドバイス。菅原は学生時代に、社会の役に立っていないような大学教授の姿を目にして、内心バカにしていました。ですから自分が大学教員になるなんて、これっぽっちも考えたことはなかったのです。俺って能力ないなと苦悩しながらも一生懸命努力しているうちに、この職業が好きになってきました。いまでは、こんな面白い仕事はないなと大好きになり、仕事を楽しんでいる姿を学生の皆さんに見せたいと努めています。仕事なんて、みんなそんなもんでしょう。やる前に自分が何に向いているかなんて悩むんじゃなくて、まずは何でもやってみることが大切。

「一流・本物と語る居酒屋懇親会」サイト⇒http://www.SugawaraOnline.com/talkingFuture/