「のりゆきのトークDE北海道」に出演して勉強させてもらったこと

 「のりゆきのトークDE北海道」というテレビ番組に昨日ゲスト出演しました。どうしてか分かんないけど、3日ほど前に突然、出演依頼の電話がかかってきました。いつもずうずうしく生きている菅原ですが、「本番30秒前、20秒前、10秒前、9,8,7、、、」とカウントダウンが始まったときには、久々に緊張しました。そうかこうやってテレビ番組は作られているのかと、とっても良い勉強になりました。有難うございます。そこで学んだことは、3つ。
 午前10時頃の番組なんて、それほど多くの人は見ていないだろうと思っていましたが、出演中、出演後、かなりの人から連絡をもらいました。えーっ、こんなにテレビを見てる人がいるんだって、驚きです。これからは高齢社会がどんどん進み、もっと多くの人がテレビの前で時間を過ごすことでしょう。世の中に効果的に働きかけるには、テレビを上手く活用することは必須だと実感しました。学生時代からテレビをもっていなく、いまもほとんどテレビを見ない自分は、テレビのことは生活にありませんでした。しかし、この認識を改めまして、うまくテレビを活用する戦略が必要だとよく分かりました。
 次に、テレビでは極めて短時間でポイントをはずさず的確なことを話さなければいけませんので、なんといったって、人を引き付けるキーワードが大切。それがとっさにすぐ言えないと相手にされでしょう。これはテレビに限らず、日常生活におけるいろいろな出来事においても、つねに物事の本質をつかむ姿勢の大切さを教えてくれます。本質はシンプルで、それはキーワードで表すことが出来るのです。菅原の講義では、常にキーワードは何か、キーメッセージは何かを意識して、話したり書いたりするようにと学生の皆さんに言ってきました。テレビでも、そのことを強く思いました。
 3つめは、やはり「言葉は人なり」ということ。政治家や芸能人が失言をして、猛烈な非難にあうということが、いつも繰り返されています。つい間違って言っちゃいまして、申し訳ありませんと、後で謝るのがいつものパターンだけど、これは間違いじゃなくて、その人の本質だってことがよく分かりました。今回はテレビ出演初めてということもあって、自分の考えていることの6割くらいしか上手く話せなかったと反省する中で、本当に自分が考えていること以外を言葉にすることは出来ず、カッコつけてうまくこういうことを話そうと事前に思っていても、それは決して出てこないということを実感。ですから、失言はふだんは隠しているその人の本質が、なにかの拍子で露呈したということです。
 失言については、人間誰でも間違いはあるさぐらいに、これまでは思っていましたが、認識を改めました。やはり失言した人は、失言に表されるような人間性をもっているということ、そしてそれは謝ったところで、その後に簡単に変えられるようなものではないということです。


 「のりゆき」さんは、北海道で初めてフリーになって仕事をしているという人だけあって、なかなかsmart & coolでした。日本語のスマートは体型のことだけど、英語では「頭がいい」という意味で、クールは涼しいじゃなくて、英語ではカッコいいって意味だよ。菅原が今年始めた新企画「一流・本物と語る居酒屋懇親会」シリーズに、次回3月の主賓としてお呼びしようとこれから交渉に入ります。

「一流・本物と語る居酒屋懇親会」って何? 
⇒ http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20080109
⇒ http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20080121