一流・本物シリーズ

 美術品の本物とニセ物を区別できるようになるためには、ひたすら多くの本物に触れることだそうです。つまり、本物を知っていれば、おのずとニセ物は見抜くことが出来るというわけですね。人間に本物とニセ物はあるわけがなく、上下の差別もないと思います。しかし、人物として一流、二流、三流は確かにあります。
 若い時に自分を磨くためには、なるべく多くの一流の人と接することが大切です。学生時代って時間がたくさんあるような錯覚に陥っているけれど、人生の時間は限られています(後で気づくんだけどね)。限られた時間の中で、ニセ物や二級品に関わるよりも、本物・一級品になるべく多く触れることが大切だと思います。
 去年はやたら「偽」がはやったからね。世の中、偽装だらけって感じ。そういう中にあっても、そんな風潮に流されず、つねに「本物」を志向し、自分も「本物」になるべく、ひたすら「本物」を追求していく。この姿勢が何より大切。ところが、20代の頃って本物を見抜く目がまだないんだよね。自分を振り返っても、そうおもいます。いまでは、「本物」かどうかは、だいたい会って1分で見抜けますけどね。
 そこで、菅原が今年新しくやっていくことの一つは、「一流・本物シリーズ(仮称)」です。毎月1回、社会の第一線で活躍している一流の人を囲んで、15人くらいの若者を参加させて、居酒屋懇親会を開催していきます。リラックスした雰囲気の中で、一流の人に触れて、人生のお手本から学んでもらおうというわけです。
そこで第一回は、日本銀行札幌支店長を囲んで2月に開催します。