やっぱり、すごい人がいるもんだ。財布は丸々と太らせろ

 電話注文しておいた寿司をとりに「花まる」(札幌では一番美味しい回転寿司屋さん)に行きました。午前11時の開店なので、その数分前に着くと、自分より先に着いて待っているおじさんがいました。当然そのおじさんが先に寿司を受け取って会計を済ませました。そこで、びっくり。
 このおじさん、ただ者ではなかった。ワニかヘビの革で出来ている非常にセンスがないテカテカ光っている財布を持っていましたが、妙に丸々と太っていて不思議な形をしているなと思いました。次に、このおじさんは、その財布を開けて中からお金を取り出して支払いを済ませたわけですが、それを横目で見ていた菅原は目が点になりました。
 一万円札ばかり300枚以上は入っていたからです。財布が丸々と太っていたのは、そのためだったのです。菅原もごくまれに100万円を現金で手にすることがあったので、100万円の厚みは大体知っています。それからすると、このおじさんは、ゆうに300万円以上は財布に入れていたと思います。
 成功者の鉄則として、「銀行にお金を預けておくよりも、財布に入れて持ち歩け」ということを読んだ記憶があります。まさに、それを実際に目にして驚きです。あれだけ万札で財布をまるまると太らせていたら、心もおのずと豊かになるでしょうね。ちっぽけなことにいちいち腹を立てることもなく、多少のことにはニコニコとしていられるでしょう。そうすると、ますます人生が豊かになり、さらにお金も入ってくるという好循環が生まれるんでしょうね。素晴らしいお手本を見ることが出来たので、あとはその真似をするだけです。
 しかし、小心者の菅原は、財布を落としちゃいけないと、いつもビクビク、オドオドし、財布のことばかり考え、何をやっても集中できないんじゃないかと、今からかなり心配です。しかし、そんなことより、300万円持ってない、これが一番の問題だ。