小心者の言い訳

 今日は池袋西武のラルフローレンにぷらっと入って、清水の舞台から飛び降りる思いで、革ジャンを買いました。まったく買うつもりはなかったのですが、とっても素晴らしかったので、妻になんて言い訳しようかと考えながら、買ってしまいました。独身貴族のときなら、なんということもなく買ったのでしょうが、家庭があると、すっかり肝っ玉が小さくなってしまいます。
 学生時代に確か1万5千円くらいで買った革ジャンを約20年間着ていましたから、一年あたりでは、750円。とっても安いもんです。今回も、20年きれば一年あたりの単価はそれほどでもありません。地球に優しく、シンプルに生きることを目指しているので、結局は「安物買いの銭失い」にならずに得なのです。
 ちょうど今年で10年になるNorth Faceのデイパックも、たしかアメリカで50ドルくらいで買ったものです。買い換えようと思ったときもあったのですが、このデイパックがそれを許さず、どうしても新しく気に入ったものが見つかりませんでした。いまではすっかり愛着がわいて、すこぶる健在です。ちょっと汚れはしても、まだまだ使えます。これも、一年あたりの単価では、600円くらいですよね。
 フォルクスワーゲンに乗っている知人は、長く乗るので、一年あたりにすると高くはないといっていました。高くても良い物を長く使うってことは、人生を豊かにしてくれるんだと思います。安物はすぐに飽きてゴミになるだけです。
 なんて、いろいろ理屈付けしても、要するに、いかに今日の衝動買いを理由付けしようかと苦悩している小心者の菅原でした。結婚して家庭が出来ると、みんな小心者になるんだよね。