自分の希少価値を高めよう

 NHKで国際ニュース番組「おはよう世界」のディレクターをしている教え子と、久々に立川で会いました。彼の話はとっても面白かったです。仕事柄、英語は使えて当たり前。国際報道の現場では、アラビア語がもっとも旬(しゅん)で、需要があるそうです。そこで、彼もアラビア語を勉強し始め、アラブ世界へ留学しようかと考えているとのこと。
 アラビア語と日本語の通訳は、時給5万円だって、すごいね。まさに希少なものは値段が高いってことですね。逆に「余る物に値なし」って、いつもうちの親父に言われつづけ、希少な人間になれと小さい頃から脳にすり込まれました。まあ誰でも知っている当たり前の市場の真理です。
 だから今は資格ばやりで、いろんな資格が氾濫していますが、すぐに取れるものには価値はないのです。お金と時間とエネルギーの無駄です。当たり前だよね。教え子の一人は、合格率10%以下という気象予報士に挑戦し続けています(がんばれ、がんばれ!)。こういう資格なら価値があります。もってる人が少ないからね。
 余っている自分になるか、希少価値の高い自分になるか、どちらも自分しだい。時給5万円の世界に生きるか、時給700円の世界に留まるか、その違いは70倍。そこで、自分の時給はいくらだろうかと計算してみました。時給100万円には程遠く、さらなる挑戦、さらなる研鑽を誓うのです(えっ無理だって?またホラふいてるって?思考は現実化するのだ)。