飲み会の「常識」はやっぱり間違っていた

 昨日は八王子の和民で学生と飲み会がありました。学生の飲み会といえば、2時間飲み放題の3000円コースってのが「常識」です。飲み放題で一番安あがりと考えられているからです。しかし、かねてよりこの「常識」に疑問をもっておりました。2時間飲み放題付の宴会コースは、ほんとうにお得なのだろうかと。お得感を演出して、実はお店が儲けているのではないかと。そして、昨晩やっぱりこの常識は間違っていたという事が、はっきりと分かりました。お客にとって得なことばかりをしていたら、お店は損するばかりです。そんな商売が成り立つわけはないのです。ちょっと考えれば分かることですが、「飲み放題=お得」と初めから思い込んでしまっているのです。
 昨晩の飲み会では、飲み放題付の宴会コースではなくて、飲み物も食べ物も自由に頼むという方法をとりました。こういうことは、これまでに何十回としていきた学生の飲み会では初めてのことでした。そうして、会計をしてもらうと、結局一人あたり2500円ちょっと。2時間という時間に縛られることもなく、自由に飲みたいもの、食べたいものを注文して、値段も安いのです。こっちのほうが良いに決まっていますよね。飲み放題コースでは、食べたくない料理も出てくるし、飲むことができるドリンクの種類も限られているし、時間も2時間と決められています。その上、割高だということがはっきりしました。飲み放題コースは、お客にとってお得なのではなく、お店にとってお得なのでした。だからこれほど多くの店に広まっているのです。
 飲み放題付のコースはお得という常識は、やっぱり間違っていました。常識はしばしば常識ではなく、当たり前はしばしば当たり前ではないのです。多くの人が常識、当たり前と思っていることを疑ってかかることが大切なんだよね。みんながやっているからという理由で何も考えずに同じようにやっていたら、頭を使わなくて楽だけど、結局は損をするってことがあります。頭を使ってよく考えて、人と違うことをするってことが大切です。
 人と同じことが良いとすり込まれてきた日本の教育は間違いです。人と違うことが大切です。