マナーがあればノロウイルスだって怖くない

 ノロウイルスの大流行で、いたるところで「手洗い、手洗い」って言われています。ノロウイルスっていったって、数日間腹が痛くなって苦しむだけで、命に別状はないんだから、そんなになんで騒ぐんだろうって、不思議に思っちゃいます。手洗いだって、普段から、家に帰ってきたら手を洗う、食事の前には手を洗うってことが習慣になっていれば、ことさら騒ぎ立てる必要もないわけです。
ところが、手洗いに関しては、かなり汚い実態があるのです。職場のトイレで、何の気なしに以前から気付いていて、汚いなーっと思っていたことがあります。だいだい半数の男性たちは、手を洗わずにそのまま立ち去るのです。オシッコのみならず、ウンコの後でもそのまま立ち去る人達がいて、出口のドアのノブをさわる気がしません。大学の教授たちにしてこの程度ですからね、汚ねーオヤジの集団です。トイレから出ても手を洗わないって、気持ち悪いと思うんだけど、平気な人も結構いるんですよね。
 あなたの夫や彼も、こんな汚い手をしているかもしれませんよ。だいたい、二人に一人はそうなんだから。残念ながら、女性が男トイレに入ることはできませんので、夫や彼が、どちらの部類に属しているかを正確に見抜くことは不可能です。しかし、まったく方法がないわけでもありません。
 普段、ハンカチやポケットティシュを持って歩いていなければ、この汚ねーオヤジ集団に属している可能性は高くなるでしょう。ノロウイルスで腹痛を起こせば、もちろん、トイレで手を洗っていない可能性は大です。ノロウイルス騒ぎは、あなたの大切な夫や彼が、手洗いという最低限のマナーを身につけているかどうかをチェックする機会ですね。