争いに勝つ方法は、ただ一つ、争わないこと 

 昨日の夕方、たまたま言い争っている姿を目にして、とってもいやな気持ちになりました。黄色信号で右折しようと交差点に入ってきた車に対して、それがけしからんということで、腹を立てたもう一方の車が、むりやり、道路わきに車を止めさせて文句を言ってるのです。争いはまったく非生産的です。争いには破壊があっても、生産はありません。

 大学生の頃に、たしか夏目漱石だったと思いますが、書名は忘れましたけど、感動したフレーズがあって、自分の生きる姿勢に影響を与えてくれました。いまもはっきりと覚えていて、とっても感謝しています。

 「人生は短い。他の人のことを、とやかく言うことに使うような時間はない」本当にその通りだと思いました。人の非難・中傷や、人との争いに時間を使うことほど、自分の時間がもったいないことは無いと思います。そんな時間があったら、もっと建設的、生産的なことに時間を使ったほうがよっぽど良いなと思い、人のことは一切言わない、人とは一切争わない、と心に決めて、それ以後生きてきました。

 人のことに腹を立てている時間ももったいないし、エネルギーももったいないし、そのために動かしている脳細胞ももったいなく感じます。その分を、もっともっと楽しく、面白いことに使ったほうがよっぽど人生素晴らしくなりますからね。二度とない人生、後ろ向きには生きてられません。自分が損するだけ。

 ユダヤの格言、「争いに勝つ方法は、ただ一つ、争わないこと」