人生は思い通りに行かないほうが当たり前、だから楽しいのだ

 思うような就職が決まらずに苦悩していた卒業生から次のような嬉しいメールをもらいました。

 「・・・採用内定の電話があり・・・当初目指していた進路とは180度異なる職業での就職となりましたが、自分がこれまでやってきた事を評価して頂き、この職を得ることができました。 これまで、自分が望む結果をなかなか掴み取る事ができずに悩みましたが、これまであまりにも狭い分野に固執して将来を考えていたことに気づき、視野を広げたところ今回の職業に出会うことができました。なかなかうまくいかずに苦しい時期を過ごしましたが、今では決して無駄な時間ではなく、よい人生経験になりました。おかげで、人の痛みがわかる、一回り成長した人間になれたような気がしています。」

 人生なんて、まあそんなもんで、自分が考えてもみなかった方向に可能性が開かれていくって事は、よくある日常茶飯事です。逆に、考えたように計画したようにいくほうが、人生では少ないと思います。だから何が起こるかわからないので、とっても楽しいのです。
 菅原も20代は悩みっぱなしでしたが、まったく思ったこともない方向へ進み今があります。もう一度もどって、同じ人生をやれと言われたら絶対にいやですが、過ぎてしまえば、苦しかったことはすべて成長の糧になっています。
 人生は思いつめて悩まないこと、努力していれば必ず道が開けることを心底信じて、そしていつも明るく楽しく前向きに。思いつめるといつのまにか視野が狭くなってしまっているので、意識して広い視野から物事をみるようにすること。これで、だいたいはうまくいくんだよね。
 人生は、もともとは素晴らしく楽しいように作られてるんだからね。それを苦痛なものにしているのは、自分で勝手に作り上げている小さな世界と、勝手に思っている限界なのだ。挑戦、挑戦、挑戦。