Always smile and put yourself in other’s place.(いつも笑顔で、そして自分を相手の立場において考える)

企業は「顧客第一主義」、大学なら「学生第一主義」、これは基本中の基本だと思います。「お客様は神様です」なって言葉もあるくらいです。自分がしたいことをするのではなく、相手がしてほしいことをする。企業が売りたいものを売りつけるのではなく、お客がほしいものを売る。自分が作りたい料理を出すのではなくて、相手が食べたい料理を出す。相手の立場に立って考え、そして行動する。これなくして、何事も成功しません。自分の論理で行動して一時的に成功することはあっても、長続きはしないよね。
まもなく7月になると、大学では定期試験が行なわれます。学生は採点者の立場に立って、答案を作成しようと努めると高い評価が得られると思います。ふつう採点者は、短期間のうちに答案を何十枚、時に数百枚も採点しなければなりません。しかも、コピーが出回って、多くの学生が同じような答案を書きます。こんなもんを読まされるのは、本当につらい作業です。最低限以下の3つのポイントは、高得点を取るための必要条件です。
第一に、まず、字が読みやすいこと。上手じゃなくても、丁寧に書いてあること。殴り書きの答案では、読むほうも殴り読みです。第二に、結論はコピーの写しではなくて、採点者に新鮮にうつるように、自分の言葉で書くこと。第三に、段落に分ける、句読点を適切に使うなどの文章の書き方の基本に沿っていること。
そして、最後にプラスアルファ。嘘でもいいから、先生への感謝の言葉を述べること。とても役に立った、いつも楽しみにしていた、などなど、先生もただのオジサン、オバサンだから、ほめられたり、感謝されると嬉しいのだ。これはなにも答案の作成に限らず、人生のすべてに言えることです。つまり、人をけなす、怒る、ののしるといったことからは何の成果も得られず、相手をほめて、感謝することが、人生を豊かにするための最低条件であるということです。
いつも眉間にしわを寄せている人、いつも口うるさく文句ばかり言っている人、笑顔のない人、このような人に、幸せな人生を送った人は皆無です。