「多様性」と「異質性」が鍵

 昨日、新潟市の朱鷺(とき)メッセで開催された日本NPO学会に出席し、研究報告させていただきました。暖かくも厳しく有益なコメントをいただき、次への糧となりました。この学会には初めて参加しましたが、素晴らしいと思います。伝統的な学会では、シニアのおじさん達が大多数を占め、会場がダークスーツ一色で埋め尽くされます。
 ところが、この学会は違っていて、老若男女とバライティに富み、また学者ばかりではなく、NPOの実務家、企業人、行政の方々も数多く参加して「多様性」「異質性」に富んでいます。何か新しいことを創り出していくには、「多様性」「異質性」が何よりも大切なことだと思います。異質なものとの出会いが創造につながるのですから、おんなじような格好をしたおじさんばかりの集まりではどうかなと、かねてより疑問に感じていました。
 色々なことを色々な立場でやっている人が今回の学会には参加していて、とっても勉強になり、実り多い時間でした。「よそ者、ばか者、若者が新しい時代を創る」ので、会合、グループ、組織が優れた成果を出せるかどうかは、この点にかかっていると思います。